「デッドプール&ウルヴァリン」「エイリアン ロムルス」首位&2位キープ!【全米映画ランキング】
2024年9月3日 09:00

9月第1週の北米映画市場の勢いは、比較的落ち着いたものとなり、祝日である労働者の日と重なった週末にも関わらず、市場全体の観客動員数は減少。週末3日間の興収ランキングでは、R指定映画2本が、市場を牽引しました。
「デッドプール&ウルヴァリン」(ディズニー)は、公開後1カ月を過ぎても好調で、首位を獲得。週末3日間で興収1500万ドルをあげました。累計興収は6億ドルに迫り、2024年公開映画のなかで首位に立つ「インサイド・ヘッド2」(ディズニー)の累計興収(6億5000万ドル)に迫る数字を記録しています。もし「インサイド・ヘッド2」を超え、24年を通して「デッドプール&ウルヴァリン」が首位に立ち続ければ、初めてR指定映画が年間トップ作品になるかもしれません。
「エイリアン ロムルス」(ディズニー)は、公開3週目も2位をキープし、週末3日間で興収900万ドルを記録。累計興収は8800万ドルを超え、40年以上にわたるシリーズの歴史のなかで、「プロメテウス」(2012)に次ぐ好成績となっています。
映画スタジオ、Showbiz Direct初の劇場配給作品である政治伝記映画「Reagan(原題)」は、4位に初登場。デニス・クエイド(「エデンより彼方に」)演じる第40代米大統領ロナルド・レーガンの生涯が、元KGB諜報員のビクトル・ペトロビッチ(ジョン・ボイト)の視点で語られていきます。ショーン・マクナマラ監督(「ウイング・アンド・プレイヤー」)がメガホンをとり、製作費2500万ドルに対し、週末3日間で興収700万ドルを記録。米批評サイト「Rotten Tomato」の批評家スコアは19%(9月2日時点)で、厳しい評価が寄せられました。
ジョン・チョウ(「search サーチ」)が主演したSFホラー「Afraid(原題)」(ソニー)は、7位デビュー。チョウは、新しい家庭用のAIバーチャル・アシスタント・システムのテストをすることになった家族の父親カーティスを演じています。キース・キャラダイン(「パワー・オブ・ザ・ドッグ」)がカーティスの上司役で共演。クリス・ワイツ(「ニュームーン トワイライト・サーガ」)が監督を務め、ジェイソン・ブラム(「ゲット・アウト」)が製作を担当しました。製作費1200万ドルに対し、週末3日間で興収370万ドルを記録。米批評サイト「Rotten Tomato」の批評家スコアは22%(9月2日時点)という結果になりました。

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