映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

【一体何が起きた?】江口のりこがチェーンソーを抱いて床下に……「愛に乱暴」新たな狂気カット

2024年8月6日 14:00

リンクをコピーしました。
どういう状況?
どういう状況?
(C)2013 吉田修一/新潮社 (C)2024 「愛に乱暴」製作委員会

江口のりこが主演を務めた映画「愛に乱暴」の新場面写真が、このほど公開された。江口がナチュラルに体現した“狂気”が滲み出ているカットばかりだ。

原作は、「悪人」「さよなら渓谷」「怒り」など多くのベストセラーが映画化された吉田修一氏の同名小説。人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭く炙り出してきた著者が、本作では愛が孕むいびつな衝動と暴走を描く。「おじいちゃん、死んじゃったって。」「さんかく窓の外側は夜」を手掛けた森ガキ侑大が監督を務めている。

夫の実家の敷地内に建つ“はなれ”で暮らす桃子(江口)は、義母から受ける微量のストレスや夫の無関心を振り払うように、センスのある装い、手の込んだ献立などいわゆる「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、失踪した愛猫、度々表示される不気味な不倫アカウント…。桃子の平穏な日常は、少しずつ乱れ始める。

画像2(C)2013 吉田修一/新潮社 (C)2024 「愛に乱暴」製作委員会

場面写真は、桃子がついに“暴走”を開始する様子をとらえたもの。真っ赤なリップを無表情で塗る姿、丸ごとのスイカを抱え愛人宅に突撃する姿、チェーンソーを傍らに畳をはがし床下に潜りこむ姿、床下を徘徊する姿、そして夜の町を駆け抜ける姿など、規律を守って生きてきた桃子が、危うさ全開で暴走している。

画像3(C)2013 吉田修一/新潮社 (C)2024 「愛に乱暴」製作委員会

ひときわ目を引くのは、赤いチェーンソーを大事そうに抱きかかえ、泥だらけの姿で床下に横たわる姿。一体なにがあったのか。なぜ桃子はチェーンソーを手にしたのか。そして床下へ執着する真意は―――? この“床下ゆりかご”写真は、8月9日~9月5日に、新宿ピカデリーとなんばパークスシネマの巨大柱装飾として披露される予定だ。

画像4(C)2013 吉田修一/新潮社 (C)2024 「愛に乱暴」製作委員会
愛に乱暴」は、8月30日から全国公開。各界著名人からのコメントは、以下の通り。
【伊藤さとり(映画パーソナリティ・映画評論家) 】
どこまでが偽装?
何が真実?
愛についてのあれこれが
江口のりこによって掻き乱される。
このトリックを一度で見破れるか。
それは言葉から服からほつれ出す。
岩松了(劇作家・演出家・俳優) 】
これこそ義理の嫁の話。
観始めたときは「江口のりこ、頑張ってるな」だったのが
観終わる頃には「桃子さん、頑張って!」になってた。
セーラー服と機関銃』ならぬ『桃子とチェーンソー』
割烹着?いやいや、桃子には着るべき服がない!
岡山天音(俳優)】
「映画」すぎました。
格好良い映画でした。表現が格好良すぎます。
人物に語らせていないのに人物が語りまくっています。
これを書きながら、なんだか文章が上手くまとまりません。
それは僕の語彙力の問題なのか、まっさらでこの映画と出会ってほしいからなのか、わからない。
人生って怖い!悲しい!最悪!
でもこの映画は最高。
【SYO(物書き)】
不条理を丁寧にかき混ぜて、型に流し込んで出来上がった
見た目はすべすべ、中身は醜く凝り固まった男性優位社会。
主婦を《おかしく》したのは本当に周囲の《個人》なのか?
日本映画の文法で、埋められた澱を掘り起こす反語の一作。
【児玉美月(映画文筆家) 】
必死にしがみついていたものを手放してみても、
人生は案外しぶとく続くかもしれない。
映画が幕を閉じるとき、
始まりを告げる狼煙が上がる。
愛に乱暴』の放った炎が飛び火して、
あなたの燻る心を焦げつかせてゆく。
早川千絵(映画監督)】
暴走する女のヒリヒリした孤独。
痛い。でも愛おしい。
【ひらりさ(文筆家) 】
夫は無関心。姑も冷たい。 しんどい。ひりひりする。息が詰まる。限界を迎えて暴走する桃子には、一種の魅力がある。
「もっとやれ」と思ったし、こちらもつられそうになった。
それでも。孤独に駆け抜けた桃子が到達するラストには、とてつもない人間愛が込められていた。愛に愛を返してもらえない辛さを抱えつつも、自暴自棄になりきれずに必死に生きている人たちへの、心からのエール。
桃子、あなたも私も幸せになれるよ。絶対に。
光石研(俳優)】
森ガキ組が江口のりこに挑む。脅し、突き放し、追い詰め、泥まみれ。しかし、彼女は全く動じない。しっかり森ガキ映画を牛耳ってる。ラストの江口のりこの顔は必見!
僕はこれからも、変わらず江口さんのファンを続ける。

フォトギャラリー

江口のりこ の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

世宗大王 星を追う者たち

世宗大王 星を追う者たち NEW

ハングルを作り出したことで知られる世宗大王と、彼に仕えた科学者チョン・ヨンシルの身分を超えた熱い絆を描いた韓国の歴史ロマン。「ベルリンファイル」のハン・ソッキュが世宗大王、「悪いやつら」のチェ・ミンシクがチャン・ヨンシルを演じ、2人にとっては「シュリ」以来20年ぶりの共演作となった。朝鮮王朝が明国の影響下にあった時代。第4代王・世宗は、奴婢の身分ながら科学者として才能にあふれたチャン・ヨンシルを武官に任命し、ヨンシルは、豊富な科学知識と高い技術力で水時計や天体観測機器を次々と発明し、庶民の生活に大いに貢献する。また、朝鮮の自立を成し遂げたい世宗は、朝鮮独自の文字であるハングルを作ろうと考えていた。2人は身分の差を超え、特別な絆を結んでいくが、朝鮮の独立を許さない明からの攻撃を恐れた臣下たちは、秘密裏に2人を引き離そうとする。監督は「四月の雪」「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」のホ・ジノ。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

止められるか、俺たちを

止められるか、俺たちを NEW

2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。

青春ジャック 止められるか、俺たちを2

青春ジャック 止められるか、俺たちを2 NEW

若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る