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【加瀬康之×山路和弘】デッドプールとウルヴァリン、ふたりは“ズッ友”? アフレコの様子から今後のMCU展望まで語り尽くす

2024年7月23日 20:00

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映画史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールとウルヴァリンの活躍を描く「デッドプール&ウルヴァリン」。その日本版声優として、デッドプール役の加瀬康之、ウルヴァリン役の山路和弘が、歴代作品に続きカムバックを果たし、貴重なツーショット取材に応じた。(取材・文/内田涼)

取材が行われたのは、2024年7月初旬。声優陣は“ネタバレ厳禁”ゆえ、多くを語ることはできないが、長い付き合いになる各キャラクターへの愛情と思い入れは格別。ぜひ、ふたりの言葉からヒントを見つけ出し、映画本編への期待をさらに高めてほしい。


デッドプールライアン・レイノルズ/声:加瀬康之):不治の病を治療するために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵。自分のことを“俺ちゃん”と呼び、二本の日本刀と二丁拳銃を使いこなす過激でアクロバティックな戦闘スタイルがトレードマークの“破天荒なクソ無責任ヒーロー”だ。
画像2(C)2024 20th Century Studios / (C) and TM 2024 MARVEL.
●ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン/声:山路和弘):全身の骨に、世界で最も硬い超金属アダマンチウムを移植され、驚異的な治癒能力と不死身の肉体を得た最強の生物兵器。おしゃべりなデッドプールとは対照的に、冗談が通じず、必要最低限のことしか口に出さない一匹狼。一方、心を許した相手には穏やかな一面も見せる。

■感想ですか? まあ、ふざけた映画ですよ!(山路)
――本日(取材当日)無事にアフレコが終了したとうかがいました。

加瀬:もう終わったよね? もう終わったと思いますよ。

山路:もう終わったでしょ(笑)。今日が最後だって言ってましたよ。だから、ホヤホヤですよ。まあ、何か変更が生じれば、こちらもそれに対応しなくちゃいけないですけどね。

画像3(C)2024 20th Century Studios / (C) and TM 2024 MARVEL.
――マーベル作品の日本版収録は、厳しいセキュリティの中で行われるということも知られていますよね。

加瀬:セキュリティの問題で、どうしてもそうですね。ですが、だからこんな苦労があるってことはないですね。特にデッドプールは、過去2作(「デッドプール」「デッドプール2」)で演じているキャラクターなので、あまり気負わずに。もちろん、今回もオファーをいただき、ホッと一安心と、前回以上に頑張らないと、という気持ちがありました。

山路:リハーサルもしっかりやらせてもらえますからね。一応、通して(映画本編の)流れは見ていますけど、うーん、頭の中は結構ぐちゃぐちゃかな(笑)。感想ですか? まあ、ふざけた映画ですよ!

加瀬:僕の率直な感想を言えば、今回のデッドプールは、めちゃくちゃしゃべっています(笑)。前作もだいぶしゃべった記憶がありますけど、それは超えてしゃべっているんじゃないかなって感触ですね。


――そもそも、あのデッドプールとウルヴァリンが共闘するというだけで、ファンの期待は最高潮に達しているんですが、おふたりはこの流れ、初めて聞いたときはどのように思いましたか?

加瀬:とうとう来たかって。今回のタッグについては、きっとそうなるだろうというか、なるべくしてなったんだろうと思いました。

――ウルヴァリンに関しては、「LOGAN ローガン」で一度ピリオドが打たれたキャラクターで……。

山路:いまさら戻るんかいって(笑)。でも、まあMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)がマルチバースをやり始めたときから、「絶対に何かするんだろうな」とは思っていましたけどね。

加瀬:そりゃ、そうですよね!

画像4(C)2024 20th Century Studios / (C) and TM 2024 MARVEL.
――本作は、初めてディズニー傘下で製作される「デッドプール」で。言わずもがな、対極の存在なので「大丈夫?」と不安もあったんですが、結果的にはMCU作品としても初のR指定映画となり“デップー節”は健在なのかなと。

加瀬:そうですね。僕の場合は、不安ってほどではありませんが、それでもデッドプールの魅力が薄まるのはイヤだなあと感じていました。多くは語れませんが、今回「デッドプール」がディズニーさんに移って……、これが、とんでもないんですよ! 本当にいろんな意味で「これ大丈夫?」って言うぐらい。そのあたりは、ライアン(・レイノルズ)本人が制作のトップとして、しっかりイニシアチブをとっているはずで。彼がOKしなければ、基本的には何も進まないんじゃないかな。

山路:どこに、とは言わないけど、結構ケンカ売ってるよね!

加瀬:ライアンの“デッドプール愛”に負けない、ディズニー作品としての「デッドプール」になっていると思いますね。


■今回のデッドプールは「結構本当に悩んでいる」(加瀬)
――作品ごとにいろんな表情を見せてくれるデッドプールですが、加瀬さんから見て今回はどんな“俺ちゃん”なんでしょうか?

加瀬:うーん、ウルヴァリンとの出会いをきっかけに、珍しく弱さを見せていますね。苦悩もするし。そういう部分を演じるのも、楽しかったですよ。もちろん、デップーだから、こじらせているわけです。普段は悩まないくせに、悩んだふりして、でもよくよく見たら、結構本当に悩んでいるという(笑)。

山路:結局、悩んでいるんだ(笑)。

画像5(C)2024 20th Century Studios / (C) and TM 2024 MARVEL.
――山路さんとウルヴァリンのお付き合いって、優に20年は超えていますが、今回のウルヴァリンって……。

山路:いや、だから、(「LOGAN ローガン」で)一度死んじゃっているじゃないですか? どこから戻ってくるのかなって。「戻る」わけじゃないんですけど。なんで、スーツが黄色いのかとか。まあ、とにかくこのふたり(レイノルズとジャックマン)が、「これ、面白そうじゃない?」ってノリで、いろいろやっているんだろうから、無理がないし、自然に演じていますよね。俳優として仲良くないと、ここまでできないですよ。

加瀬:予告編にTVA(時間の流れを守る時間変異取締局)が登場していますよね。それはヒントかなと。

デッドプールとウルヴァリン、ふたりの間にあるものは?
――ここで、おふたりにぜひご覧いただきたい画像がありまして。ディズニーの人気実写映画「美女と野獣」をオマージュしたビジュアルなんですが。
画像6(C)2024 20th Century Studios / (C) and TM 2024 MARVEL.

加瀬&山路:うわー!!

山路:めちゃくちゃ、ディズニーさんをいじってるじゃないですか!

加瀬:写真じゃなくて、絵なんだ。これ、よくOK出ましたね。うわっ、キラキラ光っているの、弾丸?

――ですね。キャラクターの配置から、美女(ベル)のデッドプールが、真実の愛で、野獣ウルヴァリンの心を溶かしているようにも見えますけど……。ところで、映画本編では、デッドプールとウルヴァリン、ふたりの間にどんな感情が芽生えているんでしょうか?

加瀬:うーん、友情って言葉はちょっと違うかな。バディ、かな? お互いに、お互いが持っていないものを補い合っているのは確かだと思います。

画像7(C)2024 20th Century Studios / (C) and TM 2024 MARVEL.
――お互いに、お互いが持っていないものって何でしょう?

加瀬:お互い、それに気づいていないのが、面白いですし、深いんです。こっちが「うぉー」って頭に血がのぼっても……。

山路:こっちはこっちで、「まあ、しょうがねえな~」って思っていて。一緒にいるうちに、どんな関係性に進化していくかを楽しんでもらうのも、面白いと思いますよ。


デッドプールとウルヴァリン、MCUとどう絡む?
――本作をきっかけに、デッドプールとウルヴァリンが、MCUに本格参戦するのではないかと憶測を呼んでいるんですが……。

加瀬:それはあると思いますけど、例えば、アベンジャーズのみんなとは絡まず、独自路線を行くと思いますよ。一緒にやっていけないし、向こうだって「無理」って言うと思いますよ(笑)。

山路:そうだね。ウルヴァリンだって、デッドプールと一緒にいるから良さが出るわけだし、ウルヴァリン単体でそっち(MCU)に行くかっていうのは、ちょっと分からないですね。

画像8(C)2024 20th Century Studios / (C) and TM 2024 MARVEL.
――「デッドプール&ウルヴァリン」が色々な意味で影響を与えてくれると期待するファンも多いはずです。

加瀬:確かにこの作品がマーベルにとって、大きな転換期というか、新鮮なエッセンスになってくれるといいなと思いますね。

山路:マーベルだけじゃなく、エンタテインメント全体に一石を投じるじゃないけど、そういう意味合いはあると思いますよ。もうとにかく娯楽超大作として楽しんでもらえれば。夏だしね、夏に最高ですよ!

加瀬:そうです、そうです。ファンの皆さんの期待もわかりますけど、まずは肩の力を抜いて、軽い気持ちで映画館に足を運んでもらいたいですね。もう、オープニングから、飛ばしていますから!

デッドプール&ウルヴァリン」は、7月24日から全米公開に先駆け、世界最速で日本公開される。2D(字幕、吹替)に加えて、IMAX、Dolby、4DX、ScreenXのプレミアムラージフォーマットで上映されることが決定している。

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