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ヒット作が絶えない、オスカー女優ルピタ・ニョンゴの魅力に迫る 「クワイエット・プレイス」最新作では、猫とニューヨークをサバイブ

2024年6月18日 14:00

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「クワイエット・プレイス」シリーズに惹かれた理由は?
「クワイエット・プレイス」シリーズに惹かれた理由は?
(C)2024 PARAMOUNT PICTURES

「決して音を立てていけない」という斬新な設定で、世界的大ヒットを記録した人気ホラーシリーズの最新作「クワイエット・プレイス:DAY 1」で主演を務めるルピタ・ニョンゴ。この記事では、オスカーを獲得した「それでも夜は明ける」(2014)や「ブラックパンサー」シリーズ(18~)など、ヒット作が続く演技派ニョンゴの魅力に迫る。

重厚なドラマからアクション、ホラーまで幅広いジャンルに挑み、いまハリウッドで最も注目を浴びる女優のひとりであるニョンゴ。彼女のキャリアは、大学在学中から始まった。メリル・ストリープポール・ニューマンら数々のスターを輩出した名門イェール大学の演劇コースに所属し、卒業を間近に控えた頃、彼女の名を世に知らしめることになる「それでも夜は明ける」への出演が決定。ニョンゴは同作が長編デビュー作品であるにも関わらず、演じた奴隷の女性・パッツィー役の鬼気迫る演技が評価され、第86回アカデミー助演女優賞受賞という快挙を成し遂げた。

画像2(C)2024 PARAMOUNT PICTURES

その後、「スター・ウォーズ」シリーズ(15~)では3DCGで描かれるマズ・カナタ役をモーションキャプチャーで演じ、「ブラックパンサー」シリーズでは主人公ティ・チャラ(故チャドウィック・ボーズマンさん)の幼なじみで、元恋人であるナキア役を務めるなど、本格アクションにも挑戦。その後も着実にスターダムを駆け上がっていき、「ゲット・アウト」(17)で鮮烈なデビューを果たしたジョーダン・ピール監督の第2作「アス」(19)で主演を務める。ニョンゴに当て書きされた主人公・アデレードと、ドッペルゲンガーのレッドというふたつの役を見事に演じ分け、演技派女優の名を確固たるものとしている。

画像3(C)2024 PARAMOUNT PICTURES
画像4(C)2024 PARAMOUNT PICTURES

そんなニョンゴが「クワイエット・プレイス:DAY 1」で扮するのは、愛猫・フロドとともにニューヨークを訪れた女性・サミラ。彼女は突如として現れた、“音”に反応しその全てに襲いかかる“何か”の脅威から生き残るため、沈黙を強いられた大都市ニューヨークで、決死のサバイバルを余儀なくされる。

画像5(C)2024 PARAMOUNT PICTURES

舞台となるニューヨークに12年ほど住んでいた過去があるニョンゴは、プロダクションデザイナーのサイモン・ボウルズによってその街並みが作られた撮影現場に初めて足を踏み入れたとき、その忠実な再現度に強い衝撃を受けたという。また、「クリーチャーの侵略によってすべてが変化していくなかで、ニューヨークがどのように移り変わっていくのかに興味がありました」と、誰もが知る大都市が“何か”の手によって崩壊していくさまが魅力的であり、それこそが本プロジェクトに惹かれた理由であると明かしている。果たしてサミラは沈黙必至の大都市で、フロドとともに地獄を生き抜くことができるのか――ニョンゴのエネルギーに満ちた迫真の演技に注目だ。

クワイエット・プレイス:DAY 1」は、新鋭マイケル・サルノスキ(「PIG ピッグ」)がメガホンをとり、前2作の監督を務めたジョン・クラシンスキーが製作陣に名を連ねている。6月28日から、シリーズ初の日米同時公開。

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