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ピクサーが実写化を避ける理由は? ピート・ドクター監督「私たちの世界観は、そう簡単には実写に翻訳できない」

2024年6月13日 14:00

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ピート・ドクター監督
ピート・ドクター監督
Photo by Monica Schipper/GA/The Hollywood Reporter via Getty Images

近年、ディズニーが「美女と野獣」や「リトル・マーメイド」などの名作アニメーションを次々と実写映画化する一方で、ピクサーの作品はいっさい実写化されていない。その理由について、ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるピート・ドクター監督が米タイムのインタビューで語った。

ドクター監督は、「私は独創的でユニークな映画を作るのが好きだ」と前置きした上で、「リメイクをするのは、個人的にあまりに面白くない」と明かす。さらに、ピクサー作品の実写化が難しい理由について、次のように説明した。

「私たちが作る作品の多くは、アニメーションならではの世界観やルールに基づいて成立しているんです。たとえば、『カールじいさんの空飛ぶ家』で家が風船で持ち上げられるシーンがありますが、現実世界なら『家は超重いから、風船では持ち上げられないはずだ』と突っ込みたくなる。でも、アニメーションの設定なら、観客も『オーケー、納得だ』と受け入れてくれる。私たちが築き上げた世界観は、そう簡単には実写に翻訳できないんです」

ピクサーは、「トイ・ストーリー」「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」など、独創的な設定と魅力的なキャラクターで世界中のファンを魅了してきた。しかし、その独特の世界観ゆえに、実写化には高いハードルがあるようだ。

一方で、ピクサーは兄弟会社のマーベルと同様、近年は興行成績で苦戦を強いられている。かつては「モンスターズ・インク」から「レミーのおいしいレストラン」の時代のように、じっくりと作品づくりができたが、現在はタイトな製作費で対応せざるを得ない状況だ。

そんななか、ピクサーの最新作「インサイド・ヘッド2」が8月1日に公開される。ドクター監督は「もしこれが劇場でうまくいかなかったら、私たちはビジネスのやり方をもっと根本的に考えなければならなくなるだろう」と危機感を抱いている。

インサイド・ヘッド2」は、前作で主人公ライリーの頭の中を舞台に繰り広げられた感情たちの物語の続編。ライリーが思春期を迎え、新たな感情たちも登場するという。ピクサーらしい独創的な設定で、再び観客を魅了することができるのか。「インサイド・ヘッド2」の興行成績は、ピクサーの今後を左右する重要な指標になりそうだ。

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