田中大貴監督「PARALLEL パラレル」が神戸と沖縄で拡大公開！ 松竹が配信営業の異例タッグ

「PARALLEL　パラレル」は、田中監督が製作・脚本・撮影・照明・編集・特殊造形・VFXを兼任し、“傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描いて賛否両論を巻き起こした異色のスプラッター×ラブストーリー。主演は楢葉ももな、芳村宗治郎。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021でグランプリ、第15回田辺・弁慶映画祭で映画.com賞を受賞している。

田中監督は独学でアニメも作り上げ、劇中オリジナルアニメ「人造魔法少女カイニ」の新作短編アニメを追加製作。昨年7月のテアトル新宿で本編終了後に公開して好評を博した。「GANTZ」の作者である漫画家・奥浩哉氏から応援イラストが寄せられるなど、インディーズ映画としては国内外で異例の熱狂的な盛り上がりをみせている。テアトル新宿での単独公開から大阪、京都、名古屋などでの上映が続き、好評を受けて今年4月に東京、5月に大阪で凱旋上映された。神戸と沖縄では、上記の短編アニメも同時上映されるほか、グッズの販売や監督、キャストによる舞台挨拶など新たな施策も予定している。

この盛り上がりを受けて、配信の営業を大手映画会社の松竹が担当するというインディーズ映画としては異例のタッグが決定。拡大公開が続く中、4月25日から韓国で配信中で、オソレゾーンセレクト作品として、6月1日よりシネマ映画.comで先行独占配信（国内）がスタートした。

さらに、新作の準備を進めている田中監督の演技ワークショップが6月15日と19日の2日間東京で、6月24日に大阪で開催されることも決定した。7月13日からの神戸上映では、役者を募集し、舞台挨拶の合間に即興で配役して映像作品を制作する企画も計画中。完成した映像は「PARALLEL　パラレル」上映最終日に劇場で上映される予定と、今までにない上映と同時進行の企画に挑戦する。

田中監督は「これから様々な映像作品を制作していく上でもっとたくさんの役者さんと出会いたいと思っていたので、このような機会を頂けてとても嬉しく思います。これからの映画制作と、更には海外への進出を一緒に目指していける方との出会いを楽しみにしています」とコメントしている。