「PARALLEL」劇中アニメの新作短編公開記念舞台挨拶に声優初挑戦のメンバー登壇
2023年7月24日 19:00

田中大貴監督の長編デビュー作「PARALLEL パラレル」が、7月21日よりテアトル新宿で単独公開された。劇中オリジナルアニメ「人造魔法少女カイニ」の新作短編アニメの声を担当したゆん、本田康祐、千歳ゆう、和地つかさ、三田麻央、そして田中監督が22日の本編終了後、アニメ上映前に登壇し、公開記念舞台挨拶を行った。
「PARALLEL パラレル」は、田中監督が製作・脚本・撮影・照明・編集・特殊造形・VFXを兼任し、“傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描いて賛否両論を巻き起こした異色のスプラッター×ラブストーリー。楢葉ももな、芳村宗治郎が主演。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021でグランプリ、第15回田辺・弁慶映画祭で映画.com賞を受賞している。
これまでオープニング映像のみの登場だった「人造魔法少女カイニ」。本編制作熱望の声を受け、田中監督自らアニメ本編制作を手掛けた。声優が初挑戦のメンバーが多く、田中監督自身も、実写の劇中に出てくるアニメをさらに短編として作り上げるのは初の挑戦となった。
人気YouTuberのゆんは「今回がはじめての声優のお仕事でした。1度だけテレビドラマでの演技の経験があったのですが、映像を見ながら、台本を見て、キャラクターの気持ちも汲み取って、映像にあわせて台詞を言うということが思ってた以上に難しかったです。声だけで感情を表現しなくてはいけないので、実写の演技とはまた違う、貴重な体験をさせていただきました」と感想を語った。
ボーイズグループOWVのリーダーである本田も「僕自身も声優というのは初挑戦だったので、すごく勉強になりました。普段からアニメが好きでたくさん見てるので、それに自分が挑戦しているということと、キャラクターに命を吹き込むという経験をしていることに感動しました。これからもこういった声の仕事にも、どんどん挑戦していきたいなと改めて思いました」としている。
千歳は「私は普段は舞台の活動が中心なのですが、男役や強い女性キャラを演じることが多いので、今回のメレアのように、可愛らしくいわゆるツンデレのような役柄は初挑戦で、最初はうまく演じられるか不安でしたが、楽しく演じさせていただきました。皆さん、声優ははじめてとお話しされてますが、うますぎてびっくり」したという。
グラビアアイドルとしても活躍する和地も初めてで、「自分が聞こえる自分の声と、実際の声が違うので、なんだか不思議な感覚でした。収録の時も、工藤さんと三田さん、先輩の姉さん方にこうやって演じるといいよ!と教えていただきながらやらせていただきました」と収録を振り返った。
元NMB48で現在は女優、タレント、作家など多方面で活躍する三田は「皆さんの役が、それぞれに合っていて、素敵なアニメになったのではないかなと思います」とし、本編については「一言で言うなら、“鬱”の漢字のほうが似合う、“鬱くしい(うつくしい)”作品だと思いました。私の好きな言葉に『誰かの正義は誰かの悪』という言葉があるのですが、まさしくその言葉が相応しい作品でした。あとライティングがものすごく好きです」と感想を述べた。
そして、和地から「スプラッターを作っている時と、今の優しい監督、どちらが本当の監督ですか?」と聞かれた田中監督は、「フィクションの中で何を伝えられるか、ということを常に考えているので、ただ暴力的なことをしたいというだけではなく、その奥に何があるのかということ考えて撮っています、なので、どちらも本当の僕だと思います」と返した。
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