フレデリック・ワイズマン傑作選<変容するアメリカ>開催 「チチカット・フォーリーズ」、劇場未公開作含むアメリカ社会を記録した全6作品
2024年5月23日 08:00

11月に行われる米大統領選を見据え、半世紀以上にわたってアメリカを記録してきたドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンの作品を通して<変容するアメリカ>を見る特集上映の開催が決定した。デビュー作「チチカット・フォーリーズ」から、オバマ政権からトランプ政権へ、かつてない変化を経験した2010年代のアメリカ社会を記録し、民主主義の価値を問うた5作をあわせた全6作品上映する。
現存する最も偉大なドキュメンタリー監督と言われるワイズマン。1930年ボストン生まれの94歳の巨匠は、今年も新作「至福のレストラン 三つ星 トロワグロ」の日本公開を控え、フィルム時代の作品33本が4K復元デジタル化されるなど話題を提供している。1967年の第1作「チチカット・フォーリーズ」以来、半世紀以上にわたって発表したドキュメンタリーは全44作。その中でも、ほぼ大半を占めるアメリカ社会の記録は、繁栄と矛盾に満ちた大国の姿を伝える偉大な足跡と讃えられている。
ラインナップは、1967年に完成させながら合衆国裁判によって1991年まで一般上映が認められなかった第一作「チチカット・フォーリーズ」、近年大ヒットした「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」「ボストン市庁舎」、劇場未公開の「大学 At Berkeley」「インディアナ州モンロヴィア」、年内が最終上映となる後期の傑作「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」の6本。1960年代から2010年代までの変容するアメリカを映し出す。上映スケジュール、トークイベントなど最新情報は公式HP(moviola.jp/wiseman_america2024)で告知する。
9月21日~10月11日、シアター・イメージフォーラムほか全国順次開催。

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