「ブルー きみは大丈夫」首位デビュー! リメイクのホラー映画、エイミー・ワインハウス伝記映画などが初登場【全米映画ランキング】
2024年5月21日 15:00

5月第3週の北米映画市場は、週末3日間の興収ランキングのトップ10に新作4本がランクインし、夏興行の好調ぶりを印象づけました。
首位は、ライアン・レイノルズが出演したファンタジードラマ「ブルー きみは大丈夫」(パラマウント)。「クワイエット・プレイス」シリーズのジョン・クラシンスキーが監督・脚本を務めています。母親を亡くし心に深い傷を抱える少女ビー(ケイリー・フレミング)は、謎の大きなもふもふの生き物ブルー(声:スティーブ・カレル)に出会います。ブルーと仲間たちは、かつて想像力豊かな子どもによって生み出された“空想の友だち”でしたが、子どもが大人になって彼らを忘れると、その存在が消滅する運命。大人だけどブルーが見える隣人(レイノルズ)とともに、ビーはブルーの新たなパートナー探しに奔走します。
クラシンスキーがビーの父親役、フィオナ・ショウが祖母役で共演し、マット・デイモン、エミリー・ブラント、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、オークワフィナ、サム・ロックウェル、故ルイス・ゴセット・Jr.さんら豪華な顔ぶれが声優を担当。製作費1億1000万ドルに対し、週末3日間で興収3500万ドルをあげました。
先週1位だった「猿の惑星 キングダム」(20世紀スタジオ)は好調を維持し、2位に。北米で最も多い上映館数を誇り、週末3日間で興収2600万ドルをあげ、累計で興収1億ドルを突破しています。
3位には、「ストレンジャーズ 戦慄の訪問者」(2008)をリメイクしたホラー「The Strangers: Chapter 1(原題)」(ライオンズゲート)が初登場。結婚記念日を祝うカップルが、人里離れた山小屋で、マスクをかぶった3人の男たちに脅かされます。レニー・ハーリン(「ブリックレイヤー」)がメガホンをとり、マデリン・ペッチ(「ポラロイド」)、フロイ・グティエレス(「ホーカスポーカス 2」)、ガブリエル・バッソ(「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」)が共演。週末3日間で興収1200万ドルを記録し、製作費850万ドルを超えましたが、オリジナル版のオープニング興収(2000万ドル)には及ばない結果となりました。
英歌手の故エイミー・ワインハウスさんのミュージカル伝記映画「Back to Black(原題)」(フォーカス・フィーチャーズ)は、6位デビュー。歌手で俳優のマリサ・エイブラがワインハウスさんを演じ、彼女の人生と音楽、そして大ヒットアルバム「バック・トゥ・ブラック」を作り上げるまでを描く物語となっています。成功の陰で、ボーイフレンドのブレイク(ジャック・オコンネル)との関係に悩み、薬物問題を抱える姿も描かれています。レスリー・マンビル(「ミセス・ハリス、パリへ行く」)が、エイミーの祖母役で共演。サム・テイラー=ジョンソン監督(「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」)がメガホンをとり、週末3日間で興収280万ドルをあげました。
9位は、世界で最も有名なアクロバット飛行チームである、米海軍のブルーエンジェルズを題材にしたドキュメンタリー「ブルーエンジェルズ」(アマゾン、MGM)。ポール・クラウダー監督(「伝説のレーサーたち 命をかけた戦い」)が、IMAXカメラで撮影しました。週末3日間で、興収130万ドルを記録しています。
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