河合優実、ドラッグに溺れる壮絶主人公を演じて「これまでも、これからも特別な役」
2024年5月8日 19:35

新聞記事に着想を得た、実話に基づく人間ドラマ「あんのこと」の完成披露試写会が5月8日、都内で行われ、主演を務める河合優実、共演の佐藤二朗と稲垣吾郎、脚本も手がける入江悠監督(「SR サイタマノラッパー」「AI崩壊」)が出席した。

幼い頃から母親に暴力を振るわれ、10代半ばから売春を強いられた少女・杏(河合)は、覚醒剤使用容疑の取り調べで、多々羅(佐藤)という変わった刑事と出会う。一方、週刊誌記者の桐野(稲垣)は、多々羅に関するあるリークを得て、慎重に取材を進めていた。彼らの助けで、新たな仕事や住まいを探し始める杏だが、突然のコロナ禍で、やっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われていく。
壮絶な幼少期を経て、ドラッグに溺れる主人公・杏を演じた河合は「実在する方のお話なので、とても強い気持ちで、大切に触れないといけないと思った。入江監督の脚本からも“気”のような覚悟を感じ、どこまでも真剣に、誠実に演じることに徹していた」と振り返り、「私にとっては、これまでも、これからも特別な役」と強い思い入れ。「この作品を経験できたことは大きいですし、糧になって、支えになるだろうと思う」と今後の俳優道を見据えた。

佐藤が演じる多々羅は、何の見返りも求めず、杏を救おうとする型破りな刑事という役どころだ。日頃、イベントの場では、盛り上げ役に徹することが多いが「気楽に見られる映画ではないので、今日は一切ふざけないつもりで来ております」と神妙な面持ち。それでも、本作の撮影時は、現在よりも10キロ以上体重が多いと明かし「この後に役作りでやせたんで。SNSで『大丈夫?』って言う人がいるんですけど」と笑いを誘った。
正義感と友情に揺れるジャーナリスト・桐野を演じた稲垣は「撮影中は、杏ちゃんの心の叫びを皆さんに届けたいという思いで演じていた」と回想し、「誰しも絶望に落ちることがある。それを救ってあげられる、安心できる社会、声を聞いてあげられる世の中を作っていかなければいけないとつくづく思った」と語った。

また、共演シーンの舞台裏を明かした佐藤に対し、河合が「それをあんまり言っちゃうと、ご覧になる皆さんがそう見ちゃうので忘れています」と困った表情を浮かべると、稲垣がすかさず「ごめん、僕らが“不適切”だったよ!」と河合の出演ドラマ「不適切にもほどがある!」を引き合いに、場を治めるひと幕もあった。
劇中で描かれる“運命の出会い”にちなんだ質問には、佐藤が「運命の出会い? 妻です」と即答。稲垣は「一緒にやってきたメンバーですね。グループは解散しましたけど、いまは草なぎ(剛)さん、香取(慎吾)さんと一緒にファンミーティングをやっていて、親子2代3代で来てくださるファンの方も。ありがたいです」と話していた。

「あんのこと」は、6月7日から東京の新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国公開。
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