浜辺美波、坂本龍馬役・赤楚衛二の「6キロ落とした」役作りにびっくり! 織田信長役のGACKTは「オファーがあった時に、まず話を聞かないで断った」
2024年4月22日 17:40
ビジネス小説としては異例の14万部を突破する大ヒットを記録した原作を、「テルマエ・ロマエ」や「翔んで埼玉」で知られる武内監督が映画化した本作。舞台は、コロナ禍真っただ中に首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死した日本。未曽有の危機に直面する政府が、歴史の偉人たちをAIで復活させて最強内閣を作ろうとする。
歴史好きでもあるという武内監督は、日本の歴史に名を刻む錚々たる偉人が大集結する原作を読んで「各時代の偉人のアベンジャーズ。そろったらとんでもない映像になるなと思った。びっくり箱みたいな面白い設定なんだけれど、読み終わった時に日本人として背筋が伸びるような思いもした」と強烈に惹かれたそうで、「面白くてためになる作品を作りました。老若男女に観てほしい」と期待していた。
最強内閣の動向を記者として見守る主人公・西村理沙を演じた浜辺は、偉人たちとの共演について「待ち時間もずっと偉人の皆さんを見ていられる。豪華すぎて不思議な感覚でした。出演者の皆さんも、俳優業をしていてもなかなかお会いできない方ばかりで、そこに対する興味も尽きなくて。観察していました」とにっこり。さらに内閣総理大臣・徳川家康役の萬斎と「撮影初日にお話をした」と振り返った浜辺は、「私は緊張すると変なことを口走ってしまう(笑)。『狂言って汗をかくんですか』と聞いたら、萬斎さんが『かきますねえ。ただ僕は首から上はかかないんだ。体はかくんだけどね』と丁寧に答えてくださって。やさしい方だな、この撮影は大丈夫だなと思いました」と力をもらったと話し、萬斎と会場を笑わせていた。
内閣官房長官となる坂本龍馬を演じるのが、赤楚だ。「武内監督と話をして、見た目としてもワイルドにカッコよく、男らしくというところを求めて頑張ってきたものの」と切り出した赤楚は、「一つ前の作品(「六人の嘘つきな大学生」)で顔がぷくっとしちゃいまして。ちょっと若い感じの顔になっていたので、ご飯を節制して痩せていこうという話になりました。6キロぐらい落とした。そうしたら顔つきもキリッときつくなった」と告白。「いろいろな人に、どうしたらカッコよく坂本龍馬を演じられるのか聞いた。GACKTさんからも『座り方一つで見え方が変わるんだよ』と教えていただいた」と感謝しつつ、「ヒゲも自前です。剃らなくていいのは楽でした」と茶目っ気たっぷりに明かしていた。
「六人の嘘つきな大学生」でも赤楚と共演していた浜辺は、「前の作品は就活生で大学生の役。年齢を下げて見るように役作りをしていらっしゃった。そこから撮影期間があまり空かなかったのに、急激にげっそりされていてびっくりしました」と赤楚の役作りに驚いていた。
また内閣総理大臣・徳川家康を演じた萬斎は、武内監督の演出に惚れ惚れとしながら「(監督には)セリフのテンポ、色も見えている。大船に乗ったようなつもりで演技させていただいた」と信頼感たっぷり。財務大臣である豊臣秀吉役の竹中は、自身にとって5度目の秀吉役。こちらも「監督としての佇まいが美しく、カッコいい」と武内監督に身を委ねたといい、文部科学大臣・紫式部役の観月も「監督の意向に添えるように頑張りました」と充実感をにじませながら話した。
そして経済産業大臣・織田信長役のGACKTは「オファーがあった時に、まず話を聞かないで断った」とぶっちゃけ、会場も大笑い。「『武内監督が一番求めていることは何ですか?』と聞いたら、今までの映画、ドラマで誰が演じた織田信長よりも、一番カッコいい信長をやってほしいと言われた。『もしかしたらできるかもしれないですね』答えた。撮影に入ると、武内監督の褒め方が下手すぎて。『無駄にカッコいい』と褒めてくれる。全然うれしくないです。『無駄』っていります?」とこれまでもタッグを重ねてきた武内監督をいじりながら、大いにその場を盛り上げていた。
「もしも徳川家康が総理大臣になったら」は、7月26日より全国公開。
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