売春、ドラッグ、荒んだ生活……社会から見落とされた少女を描く衝撃の実話映画 河合優実「あんのこと」予告公開
2024年3月20日 07:00

「SR サイタマノラッパー」「AI崩壊」で知られる入江悠が監督を務め、河合優実が主演する「あんのこと」の予告編(https://youtu.be/LG5UQbRm3Bk)が、このほど公開された。
本作は、2020年6月に新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描く、実話を基にした人間ドラマ。河合が、機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏という難しい役どころに挑戦し、佐藤二朗が杏を救済しようとする刑事・多々羅、稲垣吾郎が正義感と友情に揺れるジャーナリスト・桐野を演じ、河井青葉、広岡由里子、早見あかりが共演している。
香川杏、20歳。シャブ中でウリの常習犯。ホステスの母親と足の悪い祖母と、3人で暮らしている。子どもの頃から、酔った母親に殴られて育った。小4から不登校。初めて体を売ったのは12歳で、相手は母親の紹介だった。希望はおろか絶望すら知らず、ただ繰り返される毎日。そんな薄暗闇の世界が、ある出会いをきっかけに少しずつ変わり始める。だが、やっと繋がった細い糸も突然のコロナ禍に断ち切られてしまい──。
予告編は、泣き叫ぶ杏を多々羅が優しく抱きかかえるシーンから始まる。「2020年、この日本で起きていた、本当のこと」「衝撃の実話、映画化」という字幕が表すように、本作は実際の事件から着想を得ている。
社会から見落とされた少女・杏は売春やドラッグに溺れ、荒んだ生活を送っていたが、ある日、人情味あふれる型破りな刑事・多々羅に補導されたことがきっかけで、少しずつ更生の道を歩み出していく。そこに、多々羅の友人でジャーナリストの桐野も加わり、杏は彼らの助けも借りながら、新たな仕事や住居を探しはじめる。彼らとの奇跡のような出逢いが、杏を確かに救おうとしていた。
しかし、ある日を境に、3人はすれ違い、それぞれが救いようのない孤独と不安に直面せざるを得なくなっていく……。映像は、薄暗い街を所在なさげにふらつく杏の姿と、「彼女(あん)はたしかに、あなたの傍にいた」という字幕で締めくくられている。
「あんのこと」は、6月7日より新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国公開。
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