清原果耶、主演作「青春18×2 君へと続く道」は「大切で特別な作品」 藤井道人監督は初の国際プロジェクトに確かな手応え
2024年3月18日 19:51
日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」のジャパンプレミアが3月18日、都内で行われ、藤井道人監督(「余命10年」)、主演を務める清原果耶が出席した。
台湾で話題を呼んだ紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を、俳優のチャン・チェンがエグゼクティブ・プロデューサーとして映画化。大ヒットドラマ「時をかける愛」で知られるシュー・グァンハン(許光漢/グレッグ・ハン)と清原を主演に迎え、日本と台湾、18年前と現在を舞台に、国境と年月を超えた切なくも美しいラブストーリーを紡ぐ。
日本から来たバックパッカーのアミを演じた清原は、「私にとっては大切で特別な作品。人生でかけがえのないの出会いになった」と強い思い入れ。「アミの記憶が残っていたのか、見終わって涙が止まらなくなった。見てくださった方の心に残ればうれしい」と客席に呼びかけた。
グァンハンとの共演については、「言葉(の壁)をどうしたらいいのかと思いましたが、すごくフレンドリーに、他愛のないことを話してくれて、変に緊張するのはもったいないんだなと思った」と振り返り、「現場でふざけ合ったり、何気ない日常を過ごし、特別な思い出が、(グァンハン演じる)ジミーとアミの青春に重なった」と話していた。
本作が初の国際プロジェクトとなった藤井監督は、「言葉が通じないからこそ、何をしたいのか、何が必要なのか、みんなでより深くディスカッションし、互いを知ろうとチームワークが生まれた」と確かな手応え。「海を超えるのが、目標のひとつだったので、これが新たな始まりだなと思う。チャン・チェンさんと映画作りできたのも、忘れられない出来事」と瞳を輝かせた。
ジャパンプレミアには、共演する道枝駿佑、黒木華、黒木瞳が同席。道枝は、ジミーが長野県飯山線の電車の中で出会うバックパッカーの青年・幸次を演じ、「グァンハンさんと雪合戦するシーンは、アドリブでふたり、わちゃわちゃしていた」とにっこり。作品の内容にちなみ、「影響を受けた忘れられない出会いは?」と問われると、清原は同じ事務所の人気グループ「Perfume」、道枝は事務所の先輩である山田涼介の名前をあげていた。
「青春18×2 君へと続く道」は5月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。主題歌が「Mr.Children」による書き下ろし「記憶の旅人」に決定している。