クレール・ドゥニ監督「美しき仕事」4Kレストア版、5月31日公開 横浜フランス映画祭でジャパンプレミア
2024年3月14日 13:00

クレール・ドゥニ監督が1999年に発表し、日本では長らく劇場未公開だった傑作「美しき仕事」4Kレストア版が5月31日公開される。日本版オリジナルポスターが披露された。
2022年度発表されたSight&Sound「史上最高の映画」に堂々の7位にランクインし現在再評価の機運が高まる本作は、ドニ・ラバン主演、アフリカ・ジブチを舞台に、外人部隊とそれを率いる指揮官の訓練の日々を描く。
仏・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊所属の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていく。そこへ新兵のサンタンが部隊へやってくる。サンタンはその社交的な性格でたちまち人気者となり、ガルーは彼に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うようになる。
「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督、「aftersun アフターサン」のシャーロット・ウェルズ監督が本作の影響を受けたと公言し、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュなどが愛してやまないクレール・ドゥニ監督。グレタ・ガーウィグも「美しくてエモーショナル。現実離れしていながら、深く胸を打たれる」と絶賛し、2019年度BBCによる「女性監督映画ベスト100」第4位、2023年度版TIME誌「過去100年の映画ベスト100」でも選出されている。
公開に先駆け、横浜フランス映画祭 2024の最終日3月24日にジャパンプレミア、その夜にはBukamuraル・シネマ 渋谷宮下での先行上映が予定されている。5月31日からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開。
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