田中泯×新田真剣佑が親子役で“真剣勝負”! 国家の裏側やタブーに切り込むドラマ「フクロウと呼ばれた男」4月24日配信
2024年2月27日 17:00

田中泯と新田真剣佑が共演し、国家の裏側やタブーに切り込む社会派政治ドラマ「House of the Owl(原題)」が「フクロウと呼ばれた男」の邦題で、4月24日から、ディズニープラスの「スター」で独占配信されることが決定。デビッド・シン(「時をかける愛」)がエグゼクティブプロデューサーと脚本を務め、森義隆(「宇宙兄弟」)、石井裕也(「舟を編む」)、松本優作(「Winny」)が演出を担う。
物語の中心となるのは、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみに出して解決してきた国家の黒幕、“フクロウ”こと大神龍太郎。そして、ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍する父親とは対極な生き方で正義を掲げる大神龍。そんな大神家と親交の深かった次期総理候補の息子が謎の死を遂げ、龍太郎は国家の裏側から、龍は真正面から、政界に潜む巨悪の正体へと近付いていく。金、名声、女、権力――あらゆる欲がうごめく世界で、ふたりはそれぞれ、衝撃の結末にたどり着く。
主人公の龍太郎を演じるのは、世界的ダンサーにして俳優の田中。龍役には、海外で精力的に活動する新田を配した。ティザービジュアルには、まさにフクロウのような鋭い眼光を投げかける龍太郎の姿が。「その眼は、この国の闇を見とおす。」というコピーが、意味深に添えられている。
日本とアジア諸国発信のコンテンツ制作と配給を手がけるアイコニック・ピクチャーズのシンは、アジアで25年以上、大手映画、テレビ、メディア企業の上級管理職を歴任してきた。そんな彼が、日本人スタッフとキャストだけでは描けなかった“禁断のテーマ”に挑み、ディズニープラスだからこそ実現した、日本と海外の良さを掛け合わせた作品を創出した。シンはかねて関心のあった、権力を持つ謎めいた人物“黒幕”という存在をめぐる物語を、現代日本の作品として、ハリウッド式で完成させることを目指した。「このユニークな作品に命を吹き込むために、日本と海外の才能が素晴らしいコラボレーションをしてくれました」と、自信をのぞかせる。
さらに、さまざまな作品で魅力的な人間ドラマを描いてきた森、石井、松本が、複雑に絡み合うストーリーにスリリングな描写を織り交ぜながら、壮大なスケールの作品を盛り上げる。メイン演出を担当した森は、「すべてのシーンに100パーセント肉体を投げ出す、泯さんにしか出来ない演技に日々心を震わされました」「真剣佑さんは、余計な加飾や計算を削いで、高い集中力と内に秘めた圧倒的な繊細さでシーンに入り込んでいく。すごい俳優です」と絶賛。特殊な関係の親子役として徹底的に向き合い、“真剣勝負”を果たしたふたりを、「本当の親子のようでした」と振り返っている。
「フクロウと呼ばれた男」(全10話)は、1~5話が4月24日、6・7話が5月1日、8~10話が5月8日に、ディズニープラスの「スター」で独占配信される。シン、森のコメント(全文)は、以下の通り。
日本の政治的陰謀や疑惑をユニークなものにしているのは黒幕と呼ばれるような権力者の役割です。彼らはビジネス、政治、エンタテインメント等多くの分野で重要な役割を果たしてきました。この物語は完全に架空のものですが、登場人物は私が日本で働き、生活している間に出会った多くの方々にインスパイアされています。ビジネスマンとしてこの国で働いていた際に理解できなかったことや多くの取引の裏に隠された力を感じることがありました。外国人だけでなく、多くの日本人にとっても、謎に包まれていると感じているのではと思ったので権力と影響力をふるう謎めいた人物に興味を持ちました。
私が挑戦したかったのはハリウッド式の物語作成法で、現代日本の作品を作ることでした。この作品は色々な意味でハイブリッドな作品といえます。演技、セット、撮影、ストーリーの広がりなど高いプロダクションバリューが必要でした。このユニークな作品に命を吹き込むために日本と海外の才能が素晴らしいコラボレーションをしてくれました。
泯さんと演出陣で握り合った龍太郎という人物の根幹は「政治と社会への強烈な憤り」です。それを一緒に形作っていくにあたって泯さんから出たワードがどれも刺激的でした。「知性の世界に住まう呪術師」「場面の王」「世界の生贄」。ご自分を「俳優としては駆け出し」と謙遜されながら、すべてのシーンに100パーセント肉体を投げ出す、泯さんにしか出来ない演技に日々心を震わされました。
撮影中の真剣佑さんは「どのくらい深みに近づくか」という、まさにご本人の言葉通りの姿勢で作品に向き合っていました。余計な加飾や計算を削いで、高い集中力と内に秘めた圧倒的な繊細さでシーンに入り込んでいく。その揺らぎの連続で、父の血ゆえに龍という青年が抱える、マグマのような怒りと孤独の深みに一歩一歩近づいていく。それはものすごく大胆で果敢なアプローチです。すごい俳優です。
本作でのふたりの共演シーンはまさに真剣勝負でした。その撮影を終えた後、それぞれに「まぎれもなく息子だった」「自分の父がそこにいた」と、少ない言葉で互いの興奮を伝え合うふたりが、また本当の親子のようでした。
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