“間違い”を認識し、日本の描き方にこだわり抜いた「SHOGUN 将軍」 真田広之「僕にとって奇跡のようなプロジェクト」
2024年2月17日 13:00

真田広之が主演・プロデューサーを務め、ハリウッドの制作陣が戦国時代の日本を描くドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」。真田の「日本人として日本の文化を正しく世界へ紹介したかった」という思いを受け、プロデューサーのジャスティン・マークス(「トップガン マーヴェリック」原案)が「『いま、私は自分たちが何を間違えていたのかを理解する準備ができている』となったんです。そしてそこからマジックが始まりました」と、制作過程を振り返るコメントを入手した。
本作は、1980年にアメリカで実写ドラマ化され、驚異的な視聴率を記録したジェイムズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」を、新たに映像化した戦国スペクタクル。ハリウッドの制作陣が、関ヶ原の戦い前夜の日本を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた、天下獲りに向けた陰謀と策略の“謀り事”を壮大なスケールで紡ぎ出す。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で、批評家スコア100%(2月16日時点)という高評価を記録している。
真田は、アクションから時代劇まで幅広く活躍し、第76回アカデミー外国語映画賞にノミネートされた「たそがれ清兵衛」(2002)で主演を務めた。さらに、「ラスト サムライ」(03)、「ウルヴァリン:SAMURAI」(13)、「アベンジャーズ エンドゲーム」(19)、「ジョン・ウィック コンセクエンス」(23)など、ハリウッドの大作映画に参加してきた。
真田は、本作の制作に加わったことに関して、「僕はこのプロジェクトに参加できて本当にうれしいし、幸せです。僕にとって奇跡のようなプロジェクトでしたし、プロデューサーとして初めての経験でした。プロデューサーとして僕たちの文化について全てを語ることができました」と語る。同じくプロデューサーを務めたマークスは、以下のように振り返る。
「日本のパートナーと一緒にプロジェクトを始めると、私たちが長年にわたってどれほど間違ったことをしてきたかと思い始めました。そして、どんどん謙虚になっていきました。そして、全ての部門のトップ、どのクルーたちも、このプロセスを経て、最終的にはほとんどひざまずくことになるんです。ある意味、精神的に。そして『オッケー、私はいま(ほかの意見を)聞く準備が出来た。いま、私は自分たちが何を間違えていたのかを理解する準備ができている』となったんです。そしてそこからマジックが始まりました」

そんな制作陣に真田は、「FXやみんなが僕たちの文化を尊重してくれたお陰です。そのことは最初から感じられました。だから、日本のサムライドラマのスペシャリストを雇うことができたんです。撮影現場にはたくさんのスペシャリストがいました」と、感謝を伝える。劇中での日本の描き方には、真田の熱い思いを軸に、ハリウッドの制作陣、日本人のキャストやスタッフたちの並々ならぬこだわりが込められている。日米の映画界で活躍し、長きにわたってハリウッドと日本で映画製作を経験した真田は、演じる戦国最強の武将・吉井虎永の活躍を通してどんな光景を見せるのか――期待が高まる。
物語の主人公は、覇権を狙う五大老と敵対し、命をかけて戦う武将・虎永。彼に敵の包囲網が迫るある日、英国人航海士ジョン・ブラックソーン(後の按針/コズモ・ジャービス)が、自身の領地へ漂着する。虎永は、語学に堪能でキリスト教を信仰する戸田鞠子(アンナ・サワイ)に按針の通訳を命じ、次第に按針と鞠子の間には固い絆が生まれ始める。一方、虎永は按針を利用して窮地を脱するが、按針から世界を見聞きし、幾度も命を救われたことで、彼を侍の地位に取り立てることに。そんななかでも、五大老の脅威は増し、絶体絶命の状況に陥る虎永。しかし、彼の勝利への種まきは、按針の漂着からすでに始まっていた。
「SHOGUN 将軍」(全10話)は2月27日から、ディズニープラスの「スター」で独占配信。初回は2話配信され、その後は毎週1話ずつ配信される(最終話は4月23日配信予定)。

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