「イカゲーム」シーズン2配信時期決定&「寄生獣 ザ・グレイ」場面写真初披露! Netflix、2024年の韓国作品ラインナップ一覧
2024年2月6日 09:00
動画配信サービス「Netflix」の2024年・韓国作品ラインナップが一挙に発表された。この記事では、注目31作品を一挙にご紹介する。
超高額賞金を懸け“だるまさんが転んだ”や“綱引き”など、誰もが知る懐かしい遊びを基にしたゲームに挑み“負けたら即死”という容赦ないルールの中で生き残りと賞金獲得を目指すサバイバルスリラー「イカゲーム」は、シーズン2が第4四半期(10月~12月)に配信されることが決定。新シーズンでは、イ・ジョンジェやイ・ビョンホン、コン・ユらお馴染みのキャストに加え、イム・シワン、カン・ハヌル、パク・ソンフン、元BIGBANGのチェ・スンヒョン、元IZ*ONEのチョ・ユリ、パク・ギュヨンなど豪華新キャストの参戦も決まっている。
不朽の名作漫画「寄生獣」(講談社刊)の世界観を基に新たな物語として描かれる「寄生獣 ザ・グレイ」(4~6月配信)は、人間を宿主として寄生し、脳を乗っ取って支配しようとする正体不明の寄生獣と人間たちの物語。寄生獣に襲われながらも、脳を支配されずに奇妙な共存生活を送る主人公チョン・スイン役のチョン・ソニをはじめ、“独立映画界のスーパースター”ク・ギョファン、レディー・ガガも認める才色兼備の名女優イ・ジョンヒョンが名を連ねる。メガホンを取るのは、韓国ゾンビブームの火付け役となった映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」で知られるヨン・サンホ。圧倒的な想像力で独自の世界観を作り出す監督が「寄生獣」をどのように生まれ変わらせるのか注目が集まる。
他にも、既に配信が始まり話題を呼んでいるミステリースリラー「ソンサン 弔いの丘」、第4四半期(10月~12月)に配信が決定した監督の代表作の一つ「地獄が呼んでいる」シーズン2など“ヨン・サンホ作品”が盛りだくさんとなっている。
映画では「太陽の末裔 Love Under The Sun」で人気を博し、「ヴィンチェンツォ」を大ヒットに導いたトップ俳優ソン・ジュンギと「アンナラスマナラ 魔法の旋律」のチェ・ソンウンが初共演する「ロ・ギワン」が3月1日から配信。生きることに必死にしがみつく脱北者の男・ギワンと、生きる意欲をなくしてしまった女性・マリーが恋に落ち、互いの生きる意味となっていく極限の愛の物語となっている。
そのほかキム・ウビンが、犯罪を未然に防ぐため犯罪歴のある人物を監視し、市民の安全を守る武道家を演じるアクションコメデ「武道実務官」が第3四半期(7月~9月)に配信。カン・ドンウォンが、朝鮮王朝時代を舞台に、類まれな剣術の腕前を持ち、不当に陥れられた家来の身分から抜け出そうともがく平民生まれのチョンヨンを演じる 「Uprising(英題)」が第4四半期(10月~12月)に配信。キム・ダミとパク・ヘスが共演し、地球最後の日を舞台に災害に直面した人々の葛藤を映し出すSFパニック映画「大洪水」も第4四半期(10月~12月)に配信される。
2024年に配信されるNetflix韓国作品ラインナップの詳細は、以下の通り。
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「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ハングルを作り出したことで知られる世宗大王と、彼に仕えた科学者チョン・ヨンシルの身分を超えた熱い絆を描いた韓国の歴史ロマン。「ベルリンファイル」のハン・ソッキュが世宗大王、「悪いやつら」のチェ・ミンシクがチャン・ヨンシルを演じ、2人にとっては「シュリ」以来20年ぶりの共演作となった。朝鮮王朝が明国の影響下にあった時代。第4代王・世宗は、奴婢の身分ながら科学者として才能にあふれたチャン・ヨンシルを武官に任命し、ヨンシルは、豊富な科学知識と高い技術力で水時計や天体観測機器を次々と発明し、庶民の生活に大いに貢献する。また、朝鮮の自立を成し遂げたい世宗は、朝鮮独自の文字であるハングルを作ろうと考えていた。2人は身分の差を超え、特別な絆を結んでいくが、朝鮮の独立を許さない明からの攻撃を恐れた臣下たちは、秘密裏に2人を引き離そうとする。監督は「四月の雪」「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」のホ・ジノ。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。