仏画家ピエール・ボナールと妻マルトの破天荒な愛 今秋公開、絵画のような場面写真披露
2024年2月5日 14:00

第76回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プルミエールに正式出品された「BONNARD, Pierre et Marthe(原題)」が、「画家ボナール ピエールとマルト」の邦題で、今秋に公開されることが決定。20世紀絵画の巨匠のひとりで、ナビ派の代表格であるピエール・ボナールと妻マルトの、破天荒で創造的な関係を描き出す。

20世紀の最も偉大なフランス人画家のひとりで、印象派と、抽象を探求したポスト印象派との間を結ぶ架け橋とみなされているピエール・ボナール。大胆な色彩と、日常の些細な事象を好んで描き、友人の画家たちと一緒に、1888年にナビ派として知られるグループを形成した。彼らは、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ、葛飾北斎の先進性を称賛し、ピエール自身も多くの作品で、日本美術からの影響を示していた。

本作では、ピエールと、生涯の伴侶となるマルトの半生を、実話に基づき描く。マルトはピエールにとって、単なるミューズを遥かに超えた存在となるが、その関係は謎に満ちていた。ふたりは、当時の常識からはかけ離れた破天荒な愛の形を育みながら、生涯をかけ共同で、充実した芸術的成果を生み出していく。
バンサン・マケーニュ(「セラヴィ!」「夜明けの祈り」)がピエール、セシル・ドゥ・フランス(「ヒア アフター」「少年と自転車」)がマルトを演じる。「ルージュの手紙」「5月の花嫁学校」のマルタン・プロボ監督が、メガホンをとった。本作は、3月20日~24日に開催される、横浜フランス映画祭2024での公式上映も決定し、プロボ監督の来日も予定している。

あわせて、絵画のような場面写真もお披露目。破天荒な生涯を送ったピエールとマルトの創作シーンや、光に満ちたささやかな日常風景が切り取られている。
「画家ボナール ピエールとマルト」は今秋、東京・シネスイッチ銀座ほか全国公開。
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