「スター・ウォーズ」シリーズ、“雪”が彩る3つの名シーンを振り返る
2024年1月22日 15:00

ジョージ・ルーカスが生み出したSF映画の金字塔である「スター・ウォーズ」シリーズは、はるか彼方まで広がる銀河はもちろん、緑が生い茂る惑星や、荒涼とした砂漠の惑星など、さまざまな自然環境が物語の舞台になっているのも特色だ。なかでも“雪”は、ドラマティックな展開をさらに盛り上げる要素として、「スター・ウォーズ」シリーズには、たびたび登場している。寒さが厳しくなるこの季節に楽しみたい、雪が彩る3つの名シーンを振り返る。

“旧三部作”の第2作で、シリーズの時系列では第5作となる物語。レイア(キャリー・フィッシャー)率いる反乱軍が帝国軍のダース・ベイダーに立ち向かい、究極兵器デス・スターを破壊してから3年後。反乱軍が秘密裏に新たな拠点を築いていたのが、雪と氷に覆われた惑星ホスだった。しかし、帝国軍はその居場所を突き止め、巨大な4脚歩行の戦闘ビーグル「AT-AT ウォーカー」を投入し、反乱軍の秘密基地に攻撃を仕掛ける。対する反乱軍は、スノースピーダーで交戦。広大な雪原を舞台にした、迫力あふれるバトルシーンはシリーズ屈指の名場面として知られ、シーンをまるごと再現したフィギュアやレゴセットが発売されるなど、ホスは、ファンにとっては忘れられない“熱戦”の舞台となった。
また、ホスは主人公であるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の運命を大きく変える場所にもなった。極寒の雪原で遭難したルークは、猛吹雪のなかで、いまは亡きジェダイ・マスターであるオビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)の幻影と出会い、惑星ダゴバに隠居するジェダイ・マスターのヨーダと出会うよう告げられたのだ。その言葉通り、ルークはホスを脱出後、R2-D2とともに惑星ダゴバに向かうこととなる。ルークに襲いかかる雪男のような大きな怪物・ワンパ、物資の運搬や移動手段に用いられるトーントーンなど、雪と氷の惑星に生息する動物たちの姿にも注目したい。

“続三部作”の幕開けとして、新たな冒険を描いたシリーズ第7作。ルーク不在の間に、帝国軍の残党「ファースト・オーダー」が台頭した暗黒時代を舞台に、家族を待ちながら孤独に生きるレイ(デイジー・リドリー)が、銀河の存亡をかけた戦いに身を投じる。
雪が印象的に登場するのは、レイと、その仲間で元ストームトルーパーのフィン(ジョン・ボイエガ)が、祖父ダース・ベイダーを崇拝する宿敵のカイロ・レン(アダム・ドライバー)と壮絶な戦闘を繰り広げるシーン。舞台は、ファースト・オーダーが建設した天体級のサイズを誇る「スターキラー基地」の森林地帯だ。レイが操る青いライトセーバー(これは、かつてルークが使用していたもの)と、カイロ・レンの振るう十字型の赤いライトセーバーが、激しく、そして美しく火花を散らす対決シーン。そこにしんしんと降りしきる雪が、ただならぬ緊張感を演出している。レイとカイロ・レン、両者の関係性を決定づける重要なシーンでもあるので、ぜひ注目してほしい。

ハリソン・フォードが演じたシリーズ屈指の人気キャラクターである“愛すべき悪党”ハン・ソロの知られざる若き日の冒険を描くアナザーストーリー。ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)と、その後の長年の相棒となるチューバッカや愛船ミレニアム・ファルコンとの出会いが明らかになる。

名コンビで知られるハン・ソロ&チューバッカだが、彼らが初めて手を組んだコンビ仕事は、本作で描かれる険しい雪山を疾走する貨物列車への襲撃計画だった。貨物列車が運ぶ特殊燃料を奪う作戦に参加したふたりは、同じく特殊燃料を狙うギャングと、列車の上で死闘を繰り広げることに。凍てつく吹雪に襲われながら、山中を猛スピードで走り抜ける列車の上で戦うシーンは緊迫感満載。雪が降りしきるなか展開する、ハン・ソロとチューバッカの見事なコンビネーションを堪能したい。
「スター・ウォーズ」シリーズ作品は、ディズニープラスで配信中。
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