山崎賢人が若き日の安倍晴明に! 「陰陽師0」特報&ビジュアル披露 染谷将太、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人らが集結
2023年12月7日 07:00
山崎賢人が、夢枕獏氏の小説「陰陽師」シリーズをもとにした映画「陰陽師0」(読み:おんみょうじぜろ)で安倍晴明役を演じることがわかった。晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリーとなり、晴明に事件解決を依頼する源博雅役で染谷将太が共演する。さらに、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫の出演も発表され、特報(https://youtu.be/q58ycLd1C4w)とキャストビジュアル、チラシビジュアルが披露された。公開日は、2024年4月19日。
原作小説「陰陽師」は、平安時代に実在した“最強の呪術師”安倍晴明の活躍を描いたベストセラーシリーズ。1988年に刊行され、35年たった現在でも定期的に新刊が発売され、10月には第18巻が発売。シリーズ累計発行部数は670万部を超え、アジア・ヨーロッパなど世界でも人気を集める。
映画は夢枕氏の全面協力のもと、「K-20 怪人二十面相・伝」「アンフェア」シリーズの佐藤嗣麻子が監督と脚本を担当。呪術監修には、「呪術廻戦」に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察した「呪術の日本史」監修の加門七海を迎えた。
呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校である省庁「陰陽寮」が政治の中心だった平安時代。呪術の天才と呼ばれる若き安倍晴明は、陰陽師を目指す学生とは真逆で、陰陽師になる意欲や興味が全くない人嫌いの変わり者。ある日、晴明は貴族の源博雅(みなもとのひろまさ)から皇族の徽子(よしこ)女王を襲う怪奇現象の解決を頼まれる。2人は衝突しながらも共に真相を追うが、ある学生の変死をきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す。
呪術の天才と呼ばれながらも、陰陽師になることに全く興味がなかった学生時代の晴明を演じる山崎は、幾多の作品で語られ続けてきた晴明というキャラクターに新しい息吹をもたらす。晴明と衝突しながらも共に事件の解決に挑む博雅役を染谷が担い、物語の発端となる事件に巻き込まれる徽子女王役で奈緒が共演する。
さらに、陰陽寮の学生・平郡貞文(へぐりのさだふみ)で安藤、同じく陰陽寮で優秀な学生を意味する得業生・橘泰家(たちばなのやすいえ)役で村上が出演。晴明に興味を抱く帝は板垣が演じるほか、晴明の育ての親であり、呪術の師でもある陰陽博士・賀茂忠行(かものただゆき)役で國村、呪術に長けた天文博士の惟宗是邦(これむねのこれくに)役で北村、陰陽師たちを束ねる陰陽頭・藤原義輔(ふじわらのよしすけ)役で小林が顔を揃える。
夢枕氏は「山崎さんの晴明、染谷さんの博雅、ともにぼくが想定していたよりも、ステージが遥かに上の仕あがりで、脚本も読んでいるのに、ストーリーもわかっているのに、数度落涙。晴明よし、博雅よし。素晴らしい映画になったと思う」と太鼓判を押す。
晴明の若き日を演じる山崎は、「真実だけを見ようとする晴明に共感しましたし、自分が信じているものがたくさん詰まっている」と語り、「現代にも通ずるものが沢山あります。情報で溢れかえっていて、何を信じたら良いか分からない今だからこそ観て欲しい作品です!」と自信をのぞかせた。
映像は、晴明が五芒星を発現させ、呪術を放とうとするシーンで幕を開ける。壮大かつ“雅”な世界観のもと、晴明(山崎)と博雅(染谷)の掛け合いに加えて、“狐の子”と呼ばれる晴明の軽快なアクションや、察知能力、空間を斬り裂く呪術なども映し出され、“最強の呪術師”の片鱗をうかがわせる。
「陰陽師0」は、2024年4月19日公開。キャストとスタッフのコメント全文は以下の通り。
実在した人物である若き日の安倍晴明の物語を演じることができてとても嬉しかったです。真実だけを見ようとする晴明に共感しましたし、自分が信じているものがたくさん詰まっている作品です。原作者である夢枕獏さんが描いた晴明と博雅の関係性を染谷くんと作り上げれて嬉しかったです。2人の関係は客観的に見て本当に愛おしい! 新しい陰陽師、安倍晴明を嗣麻子監督と話しあいながら作り上げれて最高でした!
陰陽師を最高のエンターテイメントとして表現することができて良かったです。1000年以上前の日本が舞台ですが現代にも通ずるものが沢山あります。情報で溢れかえっていて、何を信じたら良いか分からない今だからこそ観て欲しい作品です!
お声を掛けて頂き本当に嬉しく幸せでした。大好きな夢枕獏さんの素敵な世界をお借りして、大好きな嗣麻子監督が壮大に美しく描き出した新たな陰陽師。賢人くん演じる安倍晴明誕生の瞬間を博雅として共に体現出来たことは最高なクリエイティブの時間でした。私の宝物です。
呪術を追い求め、真実にたどり着く為に戦い、そして大きな愛に包まれる。まるで宝石箱のようなファンタジー映画を早く皆様にスクリーンでご覧になって欲しいです。
“女王”と呼ばれる役を演じるのは初めてで、本当に光栄でした。
子供の頃から“呪術”と言う言葉には心を惹きつける摩訶不思議な魅力を感じていました。私自身、佐藤嗣麻子組での幸せな時間の中で、美しく描かれた平安に生きる陰陽師の世界をスクリーンで見れる日が待ち遠しいです。皆さんに劇場で楽しんでいただけますように。
佐藤嗣麻子監督の作品への情熱が凄まじく、衣装と所作のこだわり、現場セットの美しさ光の美しさ。撮影現場も近年特に心から楽しかったと思える作品でした。来年の公開が楽しみです。
いつの間にかスッと隣にいて、愛のこもった演出をしてくださる佐藤嗣麻子監督とともに作り上げた特業生・泰家は、爪を隠し切れない癖の強い魅力的なキャラクターです。作り込まれた衣装や身近な生活に残る呪術のかけらから過去に思いを馳せて演じさせていただきました。実在した陰陽師たちへ、ぜひ想像を膨らませながらお楽しみください。
まさか自分が焦がれていた呪術、陰陽師の世界に飛び込む日が来るとは思っていませんでした。 壮大なスケールのセットの中、帝として生きていた時間は今でも覚えています。 雅やかで涼やか、そしてどこか浮雲のような、そんな帝を目指しました。ぜひ、劇場でこの世界をお楽しみいただければと思います。
先ず、佐藤嗣麻子監督と久しぶりに仕事が出来る事を嬉しく思いました。そして作品は陰陽道の世界。佐藤監督が撮ればそれはもう〈闇とこの世の狭間〉を見事に理解し表現されるに違いないとワクワクさせてくれます。 セットに入ればそのスケールの大きさと緻密さにも圧倒されました。さて、どんな作品に仕上がったのか楽しみでなりません。
新しい視点からの陰陽師、撮影現場のスケールの大きさに驚かされました。そして、予告スポットの美しい映像美に更に作品への期待感が膨らんでおります。
映画「陰陽師0」がどんな上がりになっているか、待ちどうしくて今からワクワクしています。呪術によって得体の知れないモノが現れ、動き、呪縛されていくのか、実際の現場で確認できる訳じゃありませんでしたからね。想像はしていても完成した作品を目にしたら、多分、驚きと共に映画に見入っている自分がいるンじゃないですかね。ホントに楽しみにしています。
安倍晴明も陰陽師も、すでに広く世間に知られている名前である。小説、コミック、アニメ、ゲーム、映像、舞台などで多くの陰陽師作品がこれまで発表されてきた。これは鎌倉時代から連綿と続いている流れであり、『今昔物語集』をはじめとする説話や、能、歌舞伎などの古典芸能にも、晴明や陰陽師は、その時代その時代でたびたび登場してきた。その流れは、現代において頂点に達している感がある。
ぼくの『陰陽師』もその流れの中に生じた現象のひとつにすぎない。いずれにしろ、今、多くの人たちの心の中に、それぞれの陰陽師像や、晴明像ができあがっている。百人いれば百通り、千人いれば千通りの晴明像がある。
そのただ中にあって、晴明を演ずるということは、たいへんなプレッシャーとの闘いであったと思う。晴明役を引き受けていただいた山崎賢人さんには、深い感謝と、賞賛の言葉を送りたい。この映画の中で、山崎賢人さんは、まだ誰の心の中にも住んだことのない晴明を作りあげ、なおかつそれはまぎれもない晴明であるという凄いことをやってのけた。
これは、博雅役をお受けいただいた染谷将太さんも同様である。染谷さんとは、ぼくの原作である他の映画もごいっしょさせていただいたこともあり、信頼している役者のおひとりである。
山崎さんの晴明、染谷さんの博雅、ともにぼくが想定していたよりも、ステージが遥かに上の仕あがりで、脚本も読んでいるのに、ストーリーもわかっているのに、数度落涙。
晴明よし、博雅よし。素晴らしい映画になったと思う。『陰陽師』の映画として優れているのはもちろん、まず映画として極上のものとなった。
佐藤嗣麻子監督とは、彼女がまだ十代の頃からの知りあいで、まだアマチュアの頃から、「いつかオレの『陰陽師』を映画にしてよ」と言っていたのだが、様々な事情で、実現まで40年近くかかってしまったことになる。今思えば、この40年は、必要な時間であったと、完成映画を観て心の底から思っている。
呪、呪術について、ここまで作り込まれた映画は、他にないのではないか。
生きていてよかった。
感謝、感謝、感謝である。
40年以上夢枕獏さんのファンで、35年以上陰陽師のファンです。
原作の晴明と博雅の関係がとても好きなので、「陰陽師0」では、そこを最も大切にして描いています。晴明役の山崎賢人さんは、普段からこの世界に生きていないような、人間離れした雰囲気を持っている役者さんで、それが、今回のミステリアスな学生・安倍晴明に素晴らしくも美しい効果を生み出しています。皆さんが普段、あまり見たことの無い山崎賢人さんをスクリーンで見ることになると思います。
完成した映画をご覧になった漫画家の岡野玲子さんが「山崎さんのお顔は、漫画『陰陽師』執筆中に脳裏に見えていた若い晴明にとても似ている。」とおっしゃってました。驚くと共に、嬉しくなりました。
一方、源博雅役の染谷将太さんは、浮世離れした晴明を現実の地につなぎ止める重要な役で、持ち前の高い演技力で、博雅の天然な部分と、シリアスな部分の両方を見事に演じきっています。原作を裏切ること無く、最高の晴明・博雅コンビを生み出すことができたのではないかと自負しています。是非、劇場で確かめて下さい。
映画の中で年代は言及されていませんが、設定は西暦948年(天暦2年)。安倍晴明、源博雅と同じく、歴史上の人物である、徽子女王役の奈緒さんは、役柄の上では19歳。まだ少し大人の女性になりきれてない徽子を純粋に、素直に演じてくれています。彼女の感情に乗って、私も何度か涙しました。
貞文役の安藤政信さんは、45歳の設定。実際の安倍晴明は、40歳でもただの学生でした。貞文を見る度に、晴明もこうだったのかな?と思いながら見ていました。安藤さんは、彼のデビュー作の頃からのファンだったので、今回ご一緒できて嬉しかったです。
村上虹郎さん演じた橘泰家は陰陽寮の得業生で、上流階級で意地悪な役柄です。実際の陰陽寮には、得業生は数人いますが、今回の映画では一人に集約しました。虹郎さんから自然に出てくる威厳のようなものが、そのまま役柄に反映されて、とても良かったです。どんな時でも本気でぶつかってきてくれるので、安心してお任せできました。
板垣李光人さん演じた、帝(後の村上天皇)は22歳の設定です。撮影時の板垣さんの年齢とほぼ同じ。青年と少年の中間のような空気感が素晴らしいです。堂々としていて、優しさを兼ね備えている演技が魅力的です。
陰陽博士・國村隼さん、天文博士・北村一輝さん、陰陽頭・小林薫さん。皆さんのおかげで地に足の着いた作品になりました。いつも現場では助けていただきました。大人の色気に打ちのめされました。今回、発表にはなってないかもしれませんが、「帝都物語」で加藤保憲を演じた嶋田久作さんも暦博士として参加しています。嶋田さんの陰陽師をまた見たかったファンとして、監督特権でお願いしました。
山崎賢人さん演じる安倍晴明は、青年の瑞々しさと共に人離れしたオーラを纏っています。しかも中に秘めた情熱がひりひりと伝わってくる。とても美しく、魅力的なキャラクターです。
一方、染谷将太さんの源博雅は貴族らしい育ちの良さを全身にまとっていて、ちょっとした所作にも魅入るほどの求心力がありました。
奈緒さん演じる徽子女王はひたすら綺麗。そこはかとない幼さもあり、斎宮を務めた史実と照らしてもぴったりの雰囲気を持っていますね。
学生を演じた安藤政信さんも陰翳のある役を絶妙に演じていて、つい感情移入してしまいました。
そして、陰陽寮の博士たちの只者ではない感じ! 無敵の陰陽寮と思います。この配役だけでスピンアウト作品が作れるほど豪華な俳優陣です。國村隼さん、小林薫さん、北村一輝さん。出てくるたびにドキドキしてしまいました。
本当に華も実もある豪華なキャストが揃いました。
主人公・安倍晴明の持つミステリアスかつクールな魅力と、平安ワールドに相応しい雅な美しさに加え確かな演技力と圧倒的な存在感を合わせ持った俳優は山崎賢人しか居なかった。彼でなければこの作品は成立しなかった。
相棒の源博雅演じる染谷将太の魅力は、その卓越した演技力とキャラクターあふれる稀有な存在感にあると思ってます。最高のバディー誕生です。
そして彼らに立ちはだかる北村一輝、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼、小林薫と誰が敵か味方かわからない一癖も二癖もある豪華共演者たちが揃いました。
更に紅一点で本作のヒロイン奈緒。昨今進境著しい彼女が演じる徽子女王は巫女の血を引く謎多き帝の姫であり物語のキーパーソンです。繊細な心情を見事に演じていて彼女の魅力を存分に発揮しています。
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