世界を虜にした夫人の性の冒険、クリアな映像に「エマニエル夫人」4K版 場面写真&著名人コメント、みうらじゅんイラスト公開
2023年12月5日 15:00
女優シルビア・クリステルを一躍スターダムに押し上げ、日本でも熱狂的なブームを巻き起こした「エマニエル夫人」、香港に舞台を移した「続エマニエル夫人」、新たな選択を迫られるエマニエルを描いた「さよならエマニエル夫人」の4Kレストア&デジタルリマスター版(12月19日公開)の場面写真、著名人コメント、みうらじゅんイラストのイラストが公開された。
「エマニエル夫人」シリーズは、夫の赴任地でさまざまな体験を重ねる若妻の自由奔放な性生活を描き、世界的な注目と人気を集めた。レストア版場面写真では、写真家でもあったジュスト・ジャカン監督の美意識が炸裂したショットの数々が確認できる。代名詞とも言えるソフトフォーカスはそのまま、バンコクでエマニエルを眩しく照らす陽光や、バンコクに向かう際のアバンチュール、性の大家マリオに導かれるエマニエルなど、レストア版本編への期待が高まる。
そして、日本公開からはや50年、未だ「エマニエル夫人」に魅せられ続けている各界著名人が未だ衰えぬ「エマニエル夫人」インパクトについて語り、みうらじゅんは漫画を描き下ろした。12月29日からヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブルほか全国で公開。
▼コメント全文
■大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)
もしタイムマシンがあったなら『おい驚けよ!お前は約50年後の未来に滅茶苦茶クリアな映像で「エマニエル夫人観れるんだぞ!』と親に隠れてこそこそテレビ洋画劇場で夫人を観ていたガキの頃の自分に言ってあげたい。何より先にそれをやりたい。それほど感動的な4Kレストア版上映
もしタイムマシンがあったなら『おい驚けよ!お前は約50年後の未来に滅茶苦茶クリアな映像で「エマニエル夫人観れるんだぞ!』と親に隠れてこそこそテレビ洋画劇場で夫人を観ていたガキの頃の自分に言ってあげたい。何より先にそれをやりたい。それほど感動的な4Kレストア版上映
■吉田照美(フリーアナウンサー)
1974年日本公開。僕が文化放送のアナウンサーになった年だ。その頃、日活ロマンポルノの谷なおみにハマっていた。えげつない肉体の魔力。シルヴィア・クリステルの性へのえげつない行動。当時、女性にも爆発的大ヒット。貴方も、えげつなさの魔力を知れ!
1974年日本公開。僕が文化放送のアナウンサーになった年だ。その頃、日活ロマンポルノの谷なおみにハマっていた。えげつない肉体の魔力。シルヴィア・クリステルの性へのえげつない行動。当時、女性にも爆発的大ヒット。貴方も、えげつなさの魔力を知れ!
■北川れい子(映画評論家)
公開時は70年代の半ば、全身に軽やかエロチシスムを纏って性的冒険を繰り返すエマニエルに、観客が夢中になったのも、当然だと思う。
ともあれ今回、初めて「エマニエル夫人」を観る人がうらやましい。ひょっとしたら、世界が違って見えてくるかも。
公開時は70年代の半ば、全身に軽やかエロチシスムを纏って性的冒険を繰り返すエマニエルに、観客が夢中になったのも、当然だと思う。
ともあれ今回、初めて「エマニエル夫人」を観る人がうらやましい。ひょっとしたら、世界が違って見えてくるかも。
■樋口尚文(映画評論家・映画監督)
監督のジュスト・ジャカンはもともと「ヴォーグ」などで活躍した写真家で、本作が映画監督デビュー作であったが、主演のシルヴィア・クリステルもモデルから女優になった。そんな布陣でつくられたフォトジェニックな本作には女性が詰めかけた。女性がようやく社会進出しだした当時の社会状況を映すものだろう。
監督のジュスト・ジャカンはもともと「ヴォーグ」などで活躍した写真家で、本作が映画監督デビュー作であったが、主演のシルヴィア・クリステルもモデルから女優になった。そんな布陣でつくられたフォトジェニックな本作には女性が詰めかけた。女性がようやく社会進出しだした当時の社会状況を映すものだろう。