マーク・ライランス&ダミアン・ルイス主演のドラマ「ウルフ・ホール」最終章が撮影開始
2023年11月27日 21:00
作家ヒラリー・マンテルの小説「ウルフ・ホール」シリーズ最終巻を米製作会社マスターピースPBSと英BBCがドラマ化する新作「Wolf Hall: The Mirror and the Light(原題)」が、撮影スタートした。
ブッカー賞、全米批評家協会賞を受賞した小説「ウルフ・ホール」は、1529年の英ロンドンで世継ぎの男子が生まれないことに苛立つヘンリー8世が、王妃との離婚を画策。トマス・クロムウェルは貧しい生まれながらも高い知性と交渉力でヘンリー8世に目をかけられ、側近として才覚を発揮していく。
原作3部作の第1・2巻をマスターピースとBBCがドラマ化した2015年のミニシリーズ「ウルフ・ホール」は、オスカー俳優のマーク・ライランスがクロムウェル役、ダミアン・ルイス(「HOMELAND ホームランド」)がヘンリー8世役で主演。同作は英国アカデミー賞テレビ部門作品賞、主演男優賞(ライランス)、ゴールデングローブ賞リミテッドシリーズ・テレビ映画部門作品賞など数々の賞を受賞した。
米Deadlineによれば、新作「Wolf Hall: The Mirror and the Light(原題)」は原作の最終巻をドラマ化するもので、ヘンリー8世の2番目の妻アン・ブーリンの処刑後、クロムウェルの人生の最後の4年間を描くという。ライランスとルイスが同じ役柄で再び主演。前作のピーター・ストローハン(「裏切りのサーカス」)が脚本を執筆し、ピーター・コズミンスキーが再び監督を務める。