イ・ビョンホンの狂気が目覚める!?「コンクリート・ユートピア」予告編披露　パク・ソジュン、パク・ボヨンが共演

大地震により、一瞬で廃墟と化したソウル。唯一崩落しなかったマンションは、生存者で溢れかえり、無法地帯となっていた。危機を感じた住民たちは主導者を立て、居住者以外を追放し、住民のためのルールを作って“ユートピア”を築き上げることにする。住民代表となったのは、902号室のヨンタク。職業不明で冴えないその男は、権力者として君臨したことで次第に狂気を露わにする。極限の状況下でヨンタクの支配が頂点に達したとき、思いもよらない争いが勃発する。

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メガホンをとったのは「隠された時間」で高評価を得た新鋭オム・テファ監督。イ・ビョンホンがマンションの臨時住民代表となるヨンタク役、パク・ソジュンがマンションの住人のミンソン役、パク・ボヨンがミンソンの妻のミョンファ役を演じた。本作は第48回トロント国際映画祭で「『パラサイト 半地下の家族』に続く傑作」(Screen Daily）と高く評価され、第96回アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表作品にも選出されている。

予告編は、地面が隆起し、ソウルの街が次々と崩れていく衝撃的な映像で始まる。荒廃した世界で唯一残ったマンションには、生存者たちが押し寄せ、住民たちを巻き込んだ争いが始まっていた。映像には、顔面血だらけで「出てけ！」と狂った様に叫ぶヨンタク（イ・ビョンホン）の姿に加えて、生き残るためヨンタクに陶酔していくミンソン（パク・ソジュン）、そんなミンソンに不安を募らせる妻・ミョンファ（パク・ボヨン）が映し出されていく。ユートピアであるはずのマンションで一体どんな争いが繰り広げられるのか、謎に包まれたヨンタクの正体はいったい何なのか。壮絶な世界を表現した映像技術と、キャストの鬼気迫る演技に期待が高まる。

「コンクリート・ユートピア」は、2024年1月5日より全国公開。