隠された時間
劇場公開日 2017年8月19日
解説
カン・ドンウォンの主演で、大人の姿となって現れた行方不明になった少年と、彼を信じる少女をファンタジックに描いたラブストーリー。最愛の母を亡くしたスリンは、義父に連れられ離島へと引っ越してきた。新しい環境に馴染めずに孤独な毎日を送っていたスリンは、彼女同様に親のいない少年ソンミンと知り合う。2人は友情を育み、いつしか淡い恋心が芽生えていた。ある満月の日、同級生たちと出かけた立入禁止区域の洞窟で、スリンだけを残し、3人の少年が一瞬にして姿を消すという謎の事件が発生する。捜査が難航する中、「僕はソンミンだ」と主張する見知らぬ男がスリンの前に姿を現す。周囲の人たちはその男を正体不明の謎の人物と疑う中、スリンだけはその男を、姿こそ大人だが心は少年のままのソンミンだと強く信じていた。ドンウォンが主人公のソンミン役を、スリン役を岩井俊二監督の短編映画「チャンオクの手紙」にも出演したシン・ウンスが演じる。
2016年製作/130分/韓国
原題:Vanishing Time: A Boy Who Returned
配給:ハーク
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2022年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
小学校6年生のスリンが誘拐犯を匿い逃がしてしまったとバッシングされ、世間の批判を全て受けながらも一人の男を助けようとする物語。孤独な少年ソンミンは矢沢永吉の「時間よ止まれ」を歌っていたに違いない・・・
時間を止めるプロットは大体がスケベなことを考えがちだけど、この韓国映画はせいぜいパンツを覗く程度で、切なさ虚しさを強調していた。まずは食糧、そして衣料品、薬が必要なのに、吸入器を欠かせないジェウクにも気を遣おうよ・・・と、まずは悲しい出来事から始まる。
良かったのはスリンとスンミンだけがわかる象形文字のような暗号を使っていたこと。これによってスリンも半信半疑ながらも一人だけ大人になったスンミンを理解する。そして、洞窟に彫られたスリンの彫像。後ろ姿だったのも伏線が効いている。
タイムマシンSFは、自分だけが子どものままで周りが全て大人になるプロットが多いと思うし、言ってみれば逆転の発想。大人が子どもの世界に飛び込むのがいかに難しいか、小児性愛者として捕まるのがオチなのだ。名探偵コナンがこの「時間を食べる妖怪」を使えば、平和になるのになぁ・・・
時間が止まる設定ですね。
ストーリーが良かったです。
これは割とハッピーエンドかなあ
(嫁はんには、いちおう勧めました)
2021年10月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
おもしろい世界を想像しましたが
切なさが残る映画でした
ただ ただ切ない
韓国らしい映画です。
2020年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ああ美しい
わたしの大好物がぎゅっとつまった映画。
美しい映像、
時空のねじれ、
本当にあった話では?と思わせる手法、
少年少女時代の恋、
孤独、
冒険、
確かな演技。
素晴らしい。
韓国映画の執拗な面が上手く作用。
(韓国映画=執拗、っていうのはわたし個人の印象)
ファンタジー感を損なわずにリアルに昇華されていてよかった。
最後の展開はある意味ベタな感じだけど、
それでいいねー、と思った。
フェリーに乗ったスリンが、
ベタに見切れるソンミンを追い、
老いたソンミンに再開する。
嗚呼、ベタ!待ってました!
切ないねぇ。良かったねぇ。
ずっとNetflixでブクマしてたけど見てなかった。
コロナで外出自粛のこの機会に鑑賞。
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