「沈黙の艦隊」首位に再浮上、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」「おまえの罪を自白しろ」などもアップ【映画.comアクセスランキング】
2023年10月30日 14:00
10月23日~29日(集計期間)の「映画.comアクセスランキング」を紹介します。これは総合映画情報サイト「映画.com」において、すべての作品ページの中で、この1週間のアクセス数が多かった順の人気ランキングです。
「沈黙の艦隊」が3週間ぶりに首位に再浮上し、公開から1カ月経っても注目度を維持しています。2位は「キリエのうた」。25日に都内劇場でティーチイン付き舞台挨拶が行われ、主演のアイナ・ジ・エンドと岩井俊二監督が登壇しました。3位は「月」がキープしています。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ共演の「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は前週の6位から4位にアップ。全米でも興収ランキングで初登場2位の好スタートを切り、現在80歳のスコセッシ監督が現役引退の考えがないことを明かして話題となりました。
5位には、10月20日公開の中島健人主演「おまえの罪を自白しろ」が前週の11位からアップ。作品は、人気作家・真保裕一の同名小説を、「謝罪の王様」などの水田伸生監督が映画化し、政治家一族の孫娘誘拐事件の行方を描いた社会派サスペンスです。「ザ・クリエイター 創造者」も順位をひとつ上げて6位となっています。7位は「アナログ」。
8位には、10月13日公開のアニメ「大雪海のカイナ ほしのけんじゃ」が前週の16位からアップしました。漫画家・弐瓶勉とアニメーションスタジオのポリゴン・ピクチュアズのタッグによって生み出されたオリジナルテレビアニメ「大雪海のカイナ」の劇場版です。29日に川崎チネチッタでLIVE ZOUND音響での特別上映会と“東亜重工”作品の各監督を招いたトークイベントが開催され、イベント参加者には限定の「東亜重工サーガ」オリジナルステッカー(非売品)がプレゼントされました。東亜重工とは、弐瓶勉の漫画「BLAME!」「バイオメガ」「シドニアの騎士」に登場する企業のこと。
さらに9位には、9月1日公開の森達也監督「福田村事件」が前週の26位からアップ。そして昨年3月に公開され、興収30億円を記録した「余命10年」が前週の12位から10位に再ランクインしています。10月20日に日本テレビ系「金曜ロードショー」にて地上波初放送されたことがアクセス増につながったと思われます。
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内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
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文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。