ヴィム・ヴェンダース&役所広司「PERFECT DAYS」 静かに心に残る日本版30秒予告&ポスター公開
2023年10月4日 11:00
「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」などの傑作で知られる名匠ヴィム・ヴェンダースが、長年リスペクトしてきた役所広司を主演に迎えた「PERFECT DAYS」。このほどロシアや中東を含むアジア全域やオセアニアなど70の国と地域を対象とし、広範囲にわたるアジア太平洋地域の優れた作品を表彰するアジア太平洋映画祭の作品賞、そして最優秀俳優賞に役所広司がノミネートされ、併せて日本版30秒予告編、日本版ポスタービジュアルが披露された。
東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた本作は、日本の公共トイレのなかに「small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)」を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡いだ作品。第76回カンヌ国際映画祭では、最優秀男優賞を受賞。第36回東京国際映画祭のオープニング作品としてアジアプレミア上映されるほか、世界80の国での配給が決定している。
予告は、メインビジュアルで描かれている平山が読書をしているシーンから始まり、いつものルーティーンをすませ、ドアを開けて空を見る。スカイツリーをみているのか、光をみているのかはわからない。「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある」というナレーションとともに、、平山はいくつもの風変わりなトイレを清掃してまわる。全編にはルー・リードの「PERFECT DAY」が流れ、いつまでも静かに心に残り続ける映像に仕上がっている。
また、10月23日より開催される第36回東京国際映画祭で、審査委員長ヴェンダース監督の来日を記念した特別先行上映の詳細も決定した。ヴィム・ヴェンダース監督来日記念先行上映は、TOHOシネマズ日比谷にて10月24日~30日。12月22日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
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