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現代人が小津安二郎の作品を見る意義とは? 第36回東京国際映画祭で生誕120年を記念した大規模な特集上映

2023年10月3日 21:00

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市山尚三氏(左)、城定秀夫監督(中央)、安藤裕康氏(右)
市山尚三氏(左)、城定秀夫監督(中央)、安藤裕康氏(右)

第36回東京国際映画祭の開催を控える10月3日、安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)、市山尚三(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)、「Nippon Cinema Now」部門での特集上映が決まった城定秀夫監督が、東京・日本外国特派員協会で記者会見を行い、「現代人が小津安二郎の作品を見る意義」について語った。

今年の目玉企画として、小津安二郎生誕120年を記念した大規模な特集上映やイベントが実施されることを受け、海外記者から「現代人が小津安二郎の作品を見る意義は何だと思うか?」と質問が飛ぶと、安藤チェアマンは「現代人にとって、小津さんの作品は、テンポも遅いし、同じような話にも思えるかもしれないが、ここに日本人の原点、ユニバーサルな人間としての生き方がある」と力説。市山氏は「それぞれの映画体験、人生体験によって、いろいろな見方ができるので、『こういう映画だ』と決めつけられない点」が魅力だと話していた。

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城定監督は、小津監督の原点である初期サイレント映画6作品を、俊英監督たちがWOWOWで現代リメイクする企画に参加。TIFFシリーズ部門でも上映される「出来ごころ」を完成させたばかりだ。「サイレント期は、いわゆる小津スタイルが確立しておらず、真似しちゃうと意味があるのかなと。どこに軸足を置くべきか難しさがあった」と振り返り、「『男はつらいよ』シリーズの原型ともいわれる、普遍的な物語なので、それを物語にできないかとアプローチした」と語った。

第36回東京国際映画祭では、「Nippon Cinema Now監督特集 映画の職人 城定秀夫という稀有な才能」と題した特集が組まれ、「愛なのに」「ビリーバーズ」「銀平町シネマブルース」「アルプススタンドのはしの方」が上映されることに。「自分にとっては、無縁な映画祭という印象だったので、信じられないし、光栄。何より多くの人に作品を見てもらえるのがうれしい」と喜びを語った。

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同部門は、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映するもの。市山氏は「デビューから100本以上の作品を手がけているので、4本というのは限られた本数だが、この特集をきっかけに、城定監督のお名前を海外に広めるきっかけになれば」と“職人”城定監督を特集する理由を説明していた。

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第36回東京国際映画祭は、10月23日~11月1日、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。オープニング作品は、今年のコンペティション部門の審査委員長を務めるビム・ベンダース監督の最新作で、主演の役所広司が第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した「PERFECT DAYS」、クロージング作品は、山崎貴監督による「ゴジラ-1.0」が上映される。

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