トッド・ヘインズ監督、ホアキン・フェニックス主演の新作について語る
2023年9月18日 12:00
「キャロル」「エデンより彼方に」などで知られるトッド・ヘインズ監督が、ホアキン・フェニックス主演の新作について米バラエティに語った。
今年5月に製作が発表された新作は、1930年代のロサンゼルスを舞台にしたゲイの男性2人のラブストーリーで、NC-17指定(17歳以下の鑑賞禁止)になる見込みだという。ヘインズ監督は「露骨な性描写を含むし、少なくとも2人の男性の性的な関係を率直に描く」と語り、「1人はネイティブアメリカンで、もう1人はロサンゼルスの汚職警官だ。30年代の話で、最終的に彼らはロサンゼルスを去らなければならず、メキシコを目指す。これはラブストーリーで性的要素を強く含んでいるんだ」と明かした。
タイトル未定の本作は、フェニックスのアイデアをもとにヘインズ監督、ジョナサン・レイモンド(「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」)も含めた3人が執筆したオリジナル脚本とのこと。フェニックスが汚職警官を演じると見られており、ネイティブアメリカンを演じる俳優はまだ決定していない。
ヘインズ監督は現在、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映されたジュリアン・ムーアとナタリー・ポートマン主演の新作「May December(原題)」をプロモーション中で、同作はNetflixが北米配給権を獲得している。