【アソーカって何者?】「スター・ウォーズ」重要人物のモデルは、「もののけ姫」サン! 基礎知識・誕生秘話・登場作品まとめ
2023年8月24日 09:00
「スター・ウォーズ」の新たなオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ アソーカ」の初回2話が、ディズニープラスで、独占配信が開始された。主人公は、アナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワン(弟子)であるアソーカ・タノ。追放者、反乱者、そして“元”ジェダイである彼女の知られざる戦いと成長が明らかになる。
果たして、アソーカ・タノとは何者なのか? 初登場から約15年、いまや「スター・ウォーズ」ファンの絶大な支持を得るに至った人気キャラクターの歩んだ歴史を、誕生秘話と登場作品で振り返ると、アソーカがいかに「スター・ウォーズ」の歴史で重要な役割を果たしてきたかが見えてくるはず。この記事では、「スター・ウォーズ アソーカ」を楽しむための誕生秘話を紹介し、アソーカの基礎知識、登場作品、新ドラマのキャラクターなどをまとめた。
●1.「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」(映画)
●2.「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」(テレビシリーズ)
●3.「スター・ウォーズ 反乱者たち」
●4.「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」
●5.「スター・ウォーズ テイルズ・オブ・ジェダイ」
●6.「マンダロリアン」
●7.「ボバ・フェット The Book of Boba Fett」
●8. 最新作「スター・ウォーズ アソーカ」
かつてアナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワン(ジェダイ・マスターに仕え、その弟子としてジェダイになるための修行を積む者)だったが、正義の守護者であるはずの組織「ジェダイ・オーダー」への信頼を失い、ジェダイの道を捨て、アナキンとも決別する。
その後、ダークサイドに落ちたアナキンがダース・ベイダーと化した姿で再会。変わり果てたかつての師と死闘を繰り広げた壮絶な過去を持つ。白のライトセーバーを手に、二刀流で戦う。
ジョージ・ルーカスの「アナキンにパダワンが欲しい!」という強い要望を受けて、「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」(映画)の製作を任されていたデイブ・フィローニが生み出したのが、アソーカだ。宮崎駿監督の「もののけ姫」のヒロインであるサンがモデルになっており、つい先日も「スター・ウォーズ」公式SNSアカウント(https://twitter.com/starwarsjapan/status/1682367357174579200)が両者の繋がりをポストしたことが、注目を集めた。顔の特徴的な文様や、種族を表すシンボリックな頭部の装備など、共通点を見出すことができる。
シスの暗黒卿であるドゥークー伯爵率いる分離主義勢力と、ジェダイを擁する共和国との間に勃発した“クローン戦争”を描いた長編CGアニメーション映画。ジェダイのアナキンは、パダワンであるアソーカとともに、ジャバ・ザ・ハットの誘拐された息子を救出する危険なミッションに乗り出す。師匠であるアナキンを“スカぴょん”呼びする生意気な一面もあるアソーカだが、無鉄砲な性格も含めて、アナキンは自分に似ていると感じている。
クローン戦争を改めて全7シーズン、計133話で描いたアニメシリーズ。アナキンとの師弟関係に加えて、キャプテン・レックス率いる「第501大隊」との共闘を通した、ジェダイとしての成長も描かれた。アソーカが岐路に立たされたのが、シーズン5。ある裏切りによって、爆破テロ事件の犯人に仕立て上げられ、投獄されてしまったのだ。最終的に無罪が証明されたが、ジェダイ評議会への信頼を失ったアソーカは、アナキンとも決別し、ジェダイ聖堂を去るのだった。
「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」と「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」の間に巻き起こる動乱を描いたアニメシリーズ。クローン戦争末期に勃発したマンダロア包囲戦を経て、ジェダイ抹殺指令“オーダー66”を辛くも生き延びたアソーカが正体を隠しながら、帝国相手に戦う反乱分子に協力する姿が確認できる。また、かつての師であるアナキンが暗黒面に落ち、ダース・ベイダーと化した衝撃の事実を知り、死闘を繰り広げている。
「スター・ウォーズ」続三部作の3作目で、同作をもって、計9作品を通して語られてきたスカイウォーカー家の物語が完結した。暗黒面との戦いで、力を奪い取られ衰弱したレイ(デイジー・リドリー)を、アナキン、オビ=ワン・ケノービ、メイス・ウィンドゥら歴代ジェダイの言葉が奮い立たせる感動シーンで、アソーカも「あなたを導く」とレイに呼びかけている。厳密に言えば、アソーカが登場する初めての実写作品だが、“声”のみの登場で、姿は見せていない。
「スター・ウォーズ」シリーズにおけるプリクエル時代(エピソード1~3)のジェダイに焦点をあてた全6話のミニアニメシリーズ。アソーカは第1話「生と死」、第5話「継続は力なり」、第6話「決意」に登場している。各話はそれぞれ、誕生と幼少期にまつわるアソーカの“起源”、パダワンとして訓練を積み重ねる様子、そしてジェダイを離れた後、反乱者として決意を固める姿を描いており、どれもアソーカというキャラクターをより奥深く知ることができる内容だ。
孤高の賞金稼ぎ・マンドー(マンダロリアン/ディン・ジャリン/演:ペドロ・パスカル)と、フォースの力を持つ神秘の子ども・グローグー(ザ・チャイルド)の冒険を描いたドラマシリーズ。シーズン2で、実写化されたアソーカ(ロザリオ・ドーソン)が初登場した。アソーカは、それまで名前が分からなかった“ザ・チャイルド”と心を通わせ、本当の名前が、グローグーであると明らかにする。さらにグローグーを訓練させるため、ジェダイ聖堂に行くよう勧めるなど、重要な役割を果たした。
アソーカは本作で、伝説のジェダイであるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)と対面。ルークが、まるで「スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲」でヨーダから受けたフォースの訓練を受け継ぐように、グローグーを修行する様子を、アソーカは優しく見守った。一方、そんなグローグーの様子を見にきたマンドーに対しては、「修行の妨げになる」と説得し、帰らせる場面も。マスターとパダワンの関係がもたらす危ういバランスを、誰よりも知るアソーカだからこそ、あえて厳しい選択を迫ったのだ。
物語の舞台は、「マンダロリアン」シリーズと同じく帝国崩壊後の銀河。シスの暗黒卿ダース・ベイダーを失った帝国は、冷酷な戦略家スローン大提督を新たな司令官に立て、帝国の再興を目論んでいた。ジェダイがほぼ残っていない暗黒の時代、銀河に迫る新たな脅威に、アソーカが立ち向かう。「スター・ウォーズ 反乱者たち」で素性を隠して行動をともにした仲間である、新共和国を導く将軍ヘラ・シンドゥーラや、マンダロリアンの戦士サビーヌ・レンとも再会する。
【キャラクター/出演者/日本語版声優】
アナキンの唯一のパダワンであり、2本のライトセーバーを操る伝説の“元”ジェダイ。ジェダイの栄光と没落に翻ろうされ、激動の時代を生き抜いてきた。
かつて反乱軍が乗っていた宇宙船ゴーストの腕利きパイロット。現在は、新共和国の強力な指揮官を務めている。強気だが、仲間思いでチームをまとめ上げる面倒見の良い性格。
マンダロリアンの戦士であり、武器戦闘のエキスパート。派手に爆薬を仕掛けることを好み、戦闘の後は必ず派手な落書きアートを残す。アソーカとは師弟関係だった。
ジェダイ大粛清を生き延びた元ジェダイで、オレンジのライトセーバーでアソーカと戦う。
ベイラン・スコールの弟子となる新キャラクター。彼女もオレンジのライトセーバーを操る。
帝国崩壊後、亡きダース・ベイダーの冷酷な後継者として、銀河に闇の脅威をもたらす。優れた戦略的思考と冷酷さを武器に、異例のスピード出世で大提督に駆け上がった。
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