「グランツーリスモ」吹き替え版に、松岡禎丞&三宅健太! 三木眞一郎ら“車好き”声優陣も集結
2023年8月24日 12:00
全世界でシリーズ累計9000万本を売り上げた日本発のゲームをハリウッドで映画化する「グランツーリスモ」の日本語吹き替え版声優が発表された。松岡禎丞、三宅健太、三木眞一郎、鬼頭明里、石川界人、畠中祐、鈴木達央、浪川大輔、園崎未恵、大塚明夫が参加し、「MFゴースト」の音響監督を務めた三間雅文が演出を担う。
1997年にプレイステーション用ソフトとして誕生した、リアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」シリーズ。映画では、2008年~16年に実施された、ゲームのトッププレイヤーをプロレーサーに育成する「GTアカデミー」をめぐる驚きの実話を描く。オーランド・ブルーム、デビッド・ハーパー、アーチー・マデクウィが共演し、ニール・ブロムカンプ監督(「第9地区」「チャッピー」)がメガホンをとった。
幼い頃からの夢であるレーサーを目指す、ゲームのトッププレイヤーである主人公ヤン・マーデンボロー(マデクウィ)の声を務めるのは、「鬼滅の刃」(嘴平伊之助役)、「食戟のソーマ」(幸平創真役)などの松岡。「僕もゲームの『グランツーリスモ』をかれこれ25年ぐらいやってるのですが、ヤンさんとちょっと環境が似てるなって思って。その、ヤンさんの実体験と自分のゲーム歴やサーキットでの経験を重ね合わせて、精一杯演じさせていただきました!」と明かした。
「ゲーマーなんかが通用するはずがない」と半信半疑でありながらも、ヤンたちの指導役を引き受ける元レーサーのジャック(ハーバー)役は、「アベンジャーズ」(ソー役)、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(ベクター・ザ・クロコダイル役)などで知られる三宅。「ヤンとともにレースに挑むジャックの情熱が少しでも再現できれば幸いです」と、意気込みを語った。
さらに、ゲーム覇者がプロレーサーを目指すストーリーであることにちなみ、日本語吹き替え版の音響監督で、車好きでも知られる三間の下、声優界の車好き集団「teamOver」に所属する声優陣が集結。「GTアカデミー」を発足するダニー(ブルーム)役の三木をはじめ、ヤンのライバル・ニコラス役の石川、ヤンの友人役の畠中、そしてヤンのGTアカデミーの同期・マティ役の浪川が参加した。ヤンの恋人オードリー役に鬼頭、ヤンの父役に大塚、母役に園崎、ヤンの弟役に鈴木を配したほか、GTアカデミーの同期役で、逢坂、佐倉も顔をそろえた。
「グランツーリスモ」は、9月15日に全国公開。日本語吹き替え版の声優陣、演出を担当した三間のコメント(全文)は、以下の通り。
「僕が主役!? 嘘だろ!?」って。しかも僕、運転免許持っていないのに……。でも実は主役が決まるちょっと前に、サーキットでプロドライバーが運転するクルマの隣に乗せていただける機会がありまして、内臓がかき回されるように動く感覚の横Gや、ヘッドレストに頭が張り付くような信じられない加速体験をさせていただいたんです。僕もゲームの「グランツーリスモ」をかれこれ25年ぐらいやってるのですが、ヤンさんとちょっと環境が似てるなって思って。その、ヤンさんの実体験と自分のゲーム歴やサーキットでの経験を重ね合わせて、精一杯演じさせていただきました! 疾走感、人間臭さ、お互い本気ゆえの対立、泣けて、感銘を受ける作品なので、本当にいろんな方々に見ていただきたいです!
私自身、GTに対する造詣が全くといっていいほど深くなく、今回ジャックの吹き替えを担当することは、まさにゼロからのスタート、未知への挑戦といった感じで、正直本当に肝を冷やしました。ヤンとともにレースに挑むジャックの情熱が少しでも再現できれば幸いです。
ゲームのプレイヤーを現実のレーサーに育て上げるということ自体が、門外漢の私にとっては奇跡中の奇跡であると感じてしまいます。しかし同時にヤンをはじめとするチーム全員が、独自のラインを見いだして最高時速320キロの世界に挑む姿が、夢をもった多くの人たちに勇気と情熱を深く刻んでくれるとも感じています。是非この無謀とも言える熱い挑戦を体感してみて下さい。
私が車やモータースポーツが好きなこともあり、このニュースは知っておりましたので、参加させていただけて、とても嬉しかったです! 今ではシミュレータが実際のレースでも力を発揮しておりますが、当時は本当に驚かされました。運転席での300キロは未経験ですが、リアルな映像や音もあり、車内のみならず、さまざまな場面で手に汗握る臨場感を感じることが出来ました。フィクションではなく実話なのです! このドラマを、登場人物たちの胸に秘めた熱い思いも含めて、皆さまに楽しんでいただければ嬉しいです。
はじめにこのお話が実話と聞いた時は「まさか!」と思い驚きました。こんな奇跡のようなアツい実話がもとになった作品に関わることができて光栄でした! レースにもいろいろあって、過酷な挑戦が日々行われているということをこの作品で体感し、私も興味が湧いてきましたし、ゲームでのシミュレーションも現実世界に十分に活(い)かせるということが証明されていく爽快感なども感じられます! また、レースだけではなく、主人公のプライベートを彩る彼女の魅力に私も魅了されました。
誰もが一度は聞いたことがあり、そしてプレイしたことがあるであろうグランツーリスモ。歴史ある作品に関わらせていただけると聞いたときは心が躍りました。元々車が好きで、仲間とともにサーキットで走行練習やレースに出るなど、車に触れる機会が多かったので、その経験を収録に活(い)かせるように全力で走りきりたいと思います。
人間ドラマはもちろん、レースシーンでの臨場感にも感動しました。それぞれのレースにかける思いや、車に対する情熱、何よりもみんなが諦めない気持ちを持っていることに感動しました。これがフィクションではなく実話であるということにさらに涙がこみあげてきて、演者として内容を確認していたはずが、映像に見入りいつの間にかこぶしを握りながらレースを観戦していました。レースの臨場感もさらに没入感を高めていて、本当に自分が運転席にいるような感覚で、あまりにもリアルなエンジン音に大興奮でした。早く俺も運転したいと、逸る気持ちを抑えられなくなりました。
まずそもそも、ヤン、彼の人生が本当にあったというのが凄まじいです。これは実話。それだけでものすごく背中を押してくれます。カーレースシーンの迫力も凄まじく、画面も音もとにかく鳥肌ものです。でも何より、ヤンの生き様。これを是非劇場に、見にきてもらえたらと思います。よろしくお願いします!!
車好き、ゲーム好きの自分にとって今作に参加できるというのはとても嬉しいことでした。緊迫感と挑戦と勝負と様々な要素が盛り込まれたストーリーが、まさか実話を元に構成されていたとはビックリでした。夢のようなお話、是非楽しんでください。
この作品のディレクションのご依頼があった時は、衝撃的だった。当時、実際に日産のプロジェクトに興味を持ち情報を追っかけていたし、またヤンさんのアクシデントもショックを受けたし……。しかしながら復帰後のル・マンという舞台での大躍進など、まるで映画だと思っていたからだ(笑)。だが、作品と向き合いデビューから、ル・マンまでに私の知る由もないドラマがあったのだ。グランツーリスモファンはもちろん、車好き、レース好き、アクション映画好きの方々も楽しんでもらえる作品だ。是非大きなスクリーンでご覧になって頂きたい!
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
舘ひろし、芸能生活50年で初の冠番組がスタート! NEW
【“新・放送局”ついに開局!!】ここでしか観られない“貴重な作品”が無料放送!(提供:BS10 スターチャンネル)
室町無頼
【激推しの良作】「SHOGUN 将軍」などに続く“令和の時代劇ブーム”の“集大成”がついに来た!
提供:東映
サンセット・サンライズ
【新年初“泣き笑い”は、圧倒的にこの映画】宮藤官九郎ワールド全力全開! 面白さハンパねえ!
提供:ワーナー・ブラザース映画
意外な傑作、ゾクゾク!
年に数100本映画を鑑賞する人が、半信半疑で“タテ”で映画を観てみた結果…
提供:TikTok Japan
ライオンキング ムファサ
【脳がバグる映像美】衝撃体験にド肝を抜かれた…開始20分で“涙腺決壊”の超良作だった!
提供:ディズニー
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。