大森亜璃紗監督「四人姉妹」公開 山内マリコ、長井短がトークショーに登壇決定
2023年8月8日 17:00

第16回田辺・弁慶映画祭で俳優賞(大森亜璃紗)を受賞した「四人姉妹」が、8月4日より開催中の「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」の上映作品として、11日よりテアトル新宿で公開される。
作品は、映画「もうひとつのことば」や「あの日々の話」などに出演してきた俳優の大森亜璃紗(旧名・菊池真琴)がコロナ禍をきかっけに、脚本・監督・プロデュースを務めた作品。母親の死をきっかけに8年ぶりに実家に集まることになった四人姉妹。集結し、過去の記憶が掘り起こされることで、姉妹が抱える葛藤や、家族の秘密が明らかになる様を描いている。四人姉妹を三枝奈都紀、小野ゆり子、鈴木つく詩、そして大森監督が演じた。
岩井俊二監督から「火花散る姉妹たちのエゴが見苦しくも愛おしい」とコメントが寄せられ、上映日に特別ゲストによるトークショーが決定した。13日に登壇するのは作家の山内マリコ。「ここは退屈迎えに来て」「あのこは貴族」など、数々の著書が映画化されてきた山内が、大森監督と作品について語り合う。登壇に先立ち、山内は「富裕層の家庭で育った子供たちの物語が、内側から描かれることは滅多にない。しかし金持ちの娘にだって、悲しみや葛藤はあるのだ。俳優たちが見せる、女が女の前でしか見せないがさつさに何度もニヤリとした。嬉しくなる良作!」とコメントを寄せている。

また、15日には俳優の長井短が登壇する。モデル、舞台、ドラマ、映画と活躍の場を広げる長井と旧知の仲である大森監督が、本作や俳優業に関してトークを繰り広げる。11日は三枝、小野、鈴木、大森監督の四姉妹が集結する。なお、各上映日では併映作品として俳優の藤原希と大森監督が企画・撮影・出演したサイレントアート作品「TOKYO BHUTAN」も上映される。特別グッズの発売や購入者限定のプレゼントも決定した。
第16回田辺・弁慶映画祭コンペティション部門受賞作品や受賞監督の新作などを特集上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」は、8月4日から24日までテアトル新宿、9月1日から7日までシネ・リーブル梅田で開催。第17回田辺・弁慶映画祭は11月10日から12日までの3日間、和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催される。
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