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「オスカー獲得のチャンスを奪われた」 サミュエル・L・ジャクソンが過去作に恨み節

2023年7月23日 19:30

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「評決のとき」は苦い体験
「評決のとき」は苦い体験

ジャングル・フィーバー」(1991)でカンヌ国際映画祭コンペティション部門の助演男優賞、「ジャッキー・ブラウン」(97)でベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀男優賞)を受賞したほか、クエンティン・タランティーノ監督作「パルプ・フィクション」(94)でアカデミー賞助演男優賞とゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞にダブルノミネートを果たすなど、数々の栄冠を誇る名優サミュエル・L・ジャクソンが、本来ならアカデミー賞ノミネートはもちろん、悲願のオスカーをもたらしたかもしれなかった過去のある出演作について、米Vultureの最新インタビューで語った。

問題の映画とは、ジョエル・シュマッカー監督が、ベストセラー作家ジョン・グリシャムの処女小説をマシュー・マコノヒー主演で映画化した1996年公開の「評決のとき」。人種差別が根強く残るアメリカ南部の町を舞台に、大きな犠牲を払ってまでも確固たる信念のもと、正義のために闘う新米弁護士の葛藤を描いた法廷サスペンスにしてヒューマンドラマの傑作だ。

同作で、10歳の愛娘を襲った白人2人組を殺害した罪で厳しい裁判にかけられることになる黒人男性カール・リー・ヘイリーを熱演したジャクソンは、完成した本編におけるキャラクターの視点が、編集のせいで全く違うものになっていたことに驚いたという。

「カール・リーは、娘に『おまえを傷つけた奴らはもうこの世にいないから、安心していいんだよ』ってわからせるために、愛する娘を守るためには何だってすると身をもって示すために、白人2人を殺すんだ。少なくとも俺は、そう解釈して最初から最後まで演じていた。細かいニュアンスもしっかり盛り込みながらね。ところが完成した映画を見たら、そういった肝心なシーンがごっそり削られていて、まるで殺しをやった後、罪を逃れようとあれこれ画策する往生際の悪い奴みたいになっちまっていた。試写室で『何じゃこりゃ!?』って唖然としたのを覚えているよ」。

「あれらのシーンが削られたせいで、俺はオスカーを取り損なったんだ。おい、マジかよ? って本気で頭にきたね」とジャクソンは続ける。「初日からいきなり独白シーンの撮影だったんだが、渾身の演技を見せてやった。カットがかかってセットを見回したら、その場にいたスタッフ全員が涙していたくらいさ。だから俺は『よっしゃ!』って満足していたのに、そのシーンがカットされているんだぜ! 主役じゃないから俺を引き立てる必要などないとでも思ったんだろう」。

長年のキャリアを通して150本を超える作品に出演してきたジャクソンだが、「評決のとき」で味わった苦い体験を、その後も幾度となく経験したと語る。

「力を入れて演じた大事なシーンなのに、映画が完成してみるとバッサリ切られている。たまらない気持ちになるよ。映画っていうのは時に、そういう1つのシーンが、本編より人々の記憶に残るものだっていうのにね」。

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