「アリスとテレスのまぼろし工場」に瀬戸康史&林遣都 声優初挑戦の瀬戸は友人の入野自由から助言を得る
2023年7月13日 07:00
同作は「呪術廻戦」「チェンソーマン」を手がけたアニメーションスタジオのMAPPAが制作する初のオリジナル劇場アニメ。原作・監督・脚本を「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「心が叫びたがってるんだ。」の脚本などで知られ、「さよならの朝に約束の花をかざろう」で初監督を務めた岡田麿里が担当する。製鉄所の爆発事故により出口を失い、時まで止まった町で暮らす中学3年生の菊入正宗(CV:榎木淳弥)は、ある日謎めいた同級生の佐上睦実(上田麗奈)に導かれて製鉄所へと足を踏み入れる。そこで政宗は、話をすることができない野生の狼のような少女と出会う。
大のアニメ好きだという瀬戸は、アニメ声優に初挑戦。主人公・正宗の父親で、製鉄所に勤める菊入昭宗役を担当する。瀬戸は「友人の入野自由に『声優をやることになったときは、何に気にすればいい?』と聞いたところ、『変に声を作ろうとしない方がいいんじゃないかな』というアドバイスをもらい、変に作り込まずに、あまり飾らずにやれたらいいなと思いました」と、かねて交友がある声優の入野から助言を受けたことを明かした。
林のアニメ声優としての出演は、2016年公開「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」以来2作目。昭宗とともに製鉄所で働き、なにかと正宗を気にかける、おじの菊入時宗を演じる。林は「岡田監督ともお話させていただいて、イメージをつかんでいきました。時宗は、自分の思いや、この世界に対する考えや価値観、あとは大切な人たちに対する感情など、ふさぎこみながら生きてきた男なのかなというイメージを持って演じました」と収録を振り返った。
2人が演じる昭宗と時宗は“変化は悪”とされる町の秘密に深く関わる重要人物。岡田監督は瀬戸の芝居を「飄々(ひょうひょう)としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗! 声優経験がないというのが信じられません」と絶賛。林についても「低めの大人っぽい演技のどこかに、生真面目さもしっかり感じる時宗を演じていただきました。展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした!」と激賞している。
また、正宗の同級生である笹倉大輔役を八代、新田篤史役を畠中、仙波康成役を小林が担当。睦実の友人・園部裕子を齋藤、原陽菜を河瀬、安見玲奈を藤井が演じる。佐藤は、町にある神社代々の社家で、睦実の義理の父親でもある製鉄所従業員の佐上衛役を務める。
「アリスとテレスのまぼろし工場」は9月15日全国公開。
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