夏休み、団地の子どもたちが力に目覚める…大友克洋「童夢」の影響を受けた、北欧発のサイキックスリラー「イノセンツ」7月公開
2023年6月21日 08:00

ヨアキム・トリアー監督作「母の残像」「テルマ」「わたしは最悪。」などで共同脚本を手がけてきたエスキル・フォクトがメガホンをとった、北欧発のサイキックスリラー「THE INNOCENTS(英題)」が、「イノセンツ」の邦題で、7月28日に公開されることが決定した。
物語の舞台は、ノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友だちになった4人の子どもたちは、親たちの目の届かないところで、隠れた力に目覚める。近所の庭や遊び場で新しい力を試すなかで、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こり始める。

「イノセンツ」は、第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品され、2022年のノルウェーのアカデミー賞と称されるアマンダ賞で、監督・撮影・音響・編集の4部門を受賞。世界の映画祭で16の映画賞を受賞し、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では満足度96%(6月20日時点)を獲得している。同作は、「わたしは最悪。」で第94回アカデミー脚本賞にノミネートされたフォクト監督の長編2作目となる。

団地を舞台に、子どもたちがサイキックバトルを繰り広げる物語といえば、大友克洋の漫画「童夢」を想起させるが、フォクト監督はまさに、「童夢」からインスピレーションを受け、本作を作り上げた。フォクト監督は、撮影を手がけたシュトゥルラ・ブラント・グロブレン(「アナザーラウンド」「ハートストーン」)にも、「童夢」の世界観を意識するよう指示。フォクト監督は、「大友監督の世界は非常にリアルでありながら、スタイリッシュ。作品づくりにおいて非常にインスピレーションを得ました」と語る。その言葉通り、設定や描写だけではなく、映像からは張りつめた緊張感やおぞましさが感じられる。

あわせて、少年少女たちをとらえた場面写真11点が一挙お披露目。一見無垢な子どもたちだが、どこか危うさが漂う不穏な仕上がりとなっている。
「イノセンツ」は、7月28日に東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
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