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筒井真理子、夫役・光石研の人柄を絶賛「一家に一台、冬のこたつ、夏の扇風機みたいな人」

2023年5月26日 22:00

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「波紋」初日舞台挨拶で発言
「波紋」初日舞台挨拶で発言

女優の筒井真理子が5月26日、TOHOシネマズ日本橋にて開催された映画「波紋」初日舞台挨拶に、光石研磯村勇斗荻上直子監督と共に出席。筒井は、光石がイラっとする夫役を見事に演じてくれたおかげで役に入りやすかったことを明かすと「でも普段は現場をとても和ませてくださる方。一家に一台、冬のこたつ、夏の扇風機みたいな人」と人間性を絶賛していた。

本作は、映画「かもめ食堂」などの荻上監督が、オリジナル脚本で描く絶望エンターテインメント。新興宗教を信仰し、日々祈りと勉強会に精を出すことで、穏やかに暮らしていた須藤依子(筒井)の元に、自分の父の介護を依子に押しつけ、長いこと疾走していた夫・修(光石)、障害のある彼女を結婚相手として連れてきた息子・拓哉(磯村)が帰ってきたことによって、平穏な日常が崩れていく家族の姿を描く。

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全国76館で上映がスタートした本作。完成披露イベントには不参加だった光石は、そのとき出席していた木野花や、キムラ緑子ら女性陣から「許せない」と光石演じる修のことをぼろくそ言われていたことを聞くと「僕は台本通りやっていただけなんですけれどね」と苦笑い。

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実際、荻上監督の台本を読んだ際、光石は「いつもとても優しく人間味のある役なのですが、1割ぐらいブラックなところがある。今回の作品は、それが前面に出ていた。女性は怖い」と胸の内を明かすと、筒井は「光石さんがしっかりお芝居をしてくださったおかげで、本編では夫に対してイラっとすることができました」と感謝。

それでも筒井は「普段光石さんは、現場を和ませてくださる方。一家に一台、冬のこたつ、夏の扇風機のような方なんです」と人柄を絶賛する。そんな光石だが、荻上監督は「撮影中、光石さんが磯村さんに『俺のポジションを取らないで』とおっしゃっているのを聞きました」と裏話を披露。

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磯村は「光石さんと言えば名バイプレイヤーという側面があるじゃないですか。僕もちょこちょこいろいろな作品に出させていただいているということで、そうおっしゃっていたんです」と語ると、光石は「ライバルだと思っていて……」とつぶやく。

磯村は「とんでもないです。ライバルだなんて……全然そんなわけないです」と恐縮すると、光石は「あまり言わないでくださいよ。磯村くんのファンに刺されてしまいますよ」とぼそり。過去何度も共演し、信頼し合っている磯村と光石のやり取りに会場は大きな笑いに包まれていた。

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