岡田准一「超ひらパー兄さん」オファー当時のことを思い出す 綾野剛と大阪最古の神社で大ヒット祈願
2023年5月19日 05:00
2014年に韓国で公開され、観客動員345万人の大ヒットを記録した、イ・ソンギュン主演、キム・ソンフン監督の同名映画を、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督がリメイク。悪いときに悪いことが重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事・工藤(岡田)と、それを追う冷徹な監察官・矢崎(綾野)が織りなす、年の瀬の96時間(4日間)が描かれる。
今回の大ヒット祈願イベントは、本作のタイトル「最後まで行く」にちなみ“最古まで行く”と称して実施。岡田、綾野、藤井監督が訪れたのは、約2700年の歴史を重ねる大阪最古の神社・生國魂神社。「いくたまさん」と呼ばれ人々から親しまれている。ご祭神は日本列島そのものの神様であり、境内には大阪城やその城下町である大阪の街を守護する城方向(きたむき)八幡宮、文楽の先覚諸霊を祀る浄瑠璃神社や淀姫を祀る鴫野神社など、個性豊かな神社が建ち並ぶ。
3人は小忌衣(おみごろも)と言われる白い衣裳を羽織り、拝殿へあがると静かに着席。神妙な面持ちで約15分間のご祈祷を受け、本殿へ玉串を奉納し、心を込めて大ヒットを祈願した。
岡田「地元では“いくたまさん”と親しまれていて、大阪で一番古い神社。いくたまさんのご祭神は日本列島そのものの神様なので、ここから日本全国に『最後まで行く』が広がっていってくれたらいいなと思います。大阪から日本を元気にしてもらって、本作がみなさんに届いてほしいなと願いを込めさせていただきました」
綾野「いざこの場に立ってみると身が引き締まりました。ようやく始まるんだなと実感して、准一さんとここに立てていることにとても感銘を受けました」
さらに「この映画をどう楽しんでもらいたいか?」と問われた岡田は、自身がイメージキャラクターを務めている「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)の「超ひらパー兄さん」のオファー当時のことを思い出したようで「ひらパーは最初、枚方から大阪を、大阪から日本を元気にしたいという手紙をいただいて、地元に貢献できるならと思って始めました。今回も大阪から全国へ伝えたいということで、最初にいただいたその手紙を思い出しました」と述懐。「みなさんに元気を届けられたらいいなというエンタメをつくりました。大変な時代ですが、映画を楽しんでいい時間を過ごしたなと思ってもらいたいです。その想いが込められたエンタメを今回つくれたので、ここから広がったら嬉しいです」と特別な思いを語ると、綾野は「今日この場所にきて、いくたまさんにパワーをいただいたので、このパワーをちゃんと繋げていきたいです」と語っていた。
「最後まで行く」は、5月19日から全国公開。
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