坂東龍汰&宮田俊哉、「バカ塗りの娘」に出演決定! 予告編&ポスター披露
2023年5月9日 07:00
坂東龍汰と宮田俊哉(「Kis-My-Ft2」)が、堀田真由と小林薫が父娘役で共演する「バカ塗りの娘」に出演することがわかった。あわせて、8月25日に青森県で先行公開され、9月1日に全国公開されることが決定し、予告編とポスタービジュアル、坂東と宮田のコメントが披露された。
本作は、第1回「暮らしの小説大賞」を受賞した「ジャパン・ディグニティ」(著:高森美由紀氏)を映画化するもの。タイトルの“バカ塗り”とは、完成までに四十八工程あり、“塗っては研ぐ”を繰り返す津軽塗のことを指し、映画では青森の津軽塗の工程を丁寧に映し出し、津軽塗職人を目指す娘と寡黙な父が漆や家族と真摯に向き合う姿を描く。
青木家は津軽塗職人の父・清史郎と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子の二人暮らし。家族より仕事を優先し続けた清史郎に母は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄は自由に生きる道を選んだ。美也子は津軽塗に興味を持ちながらも父に継ぎたいことを堂々と言えず、不器用な清史郎は津軽塗で生きていくことは簡単じゃないと美也子を突き放す。それでも美也子は周囲の反対を押し切り、その挑戦がバラバラになった家族の気持ちを動かしていく。
メガホンをとったのは、「過ぐる日のやまねこ」「まく子」の鶴岡慧子監督。美也子役の堀田と清史郎役の小林は、実際に地元の職人から津軽塗の技法を教わり撮影に挑んだ。四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、人々の「魅力」を織り交ぜながら、つらい時、楽しい時を塗り重ねるように日々を生きる父娘が、津軽塗を通して家族の絆を繋いでいく姿を描く。
坂東が演じるのは、美也子の兄・青木ユウ役。坂東は「鶴岡監督の映画がとても好きなので今回お話をいただいた時は素直にとても嬉しく楽しみでした」と喜びを語り、「ロケ地である弘前市はとても美しい場所で毎日綺麗な空気を吸いながら土地に宿った力に身を任せ演じられました」と撮影を振り返った。
宮田は、美也子が淡い想いを寄せる花屋の青年・鈴木尚人役で出演。「この作品の時間は緩やかに流れていて普段忙しなく生きている僕にとってはとても緩やかな良い時間を過ごすことが出来ました」とコメントを寄せた。
予告編は、職人の素早い手さばきでお椀にサッと漆が塗られるカットで始まる。塗っては研いでを繰り返し、手間暇かけて作り上げる津軽塗=“バカ塗り”。美也子は家業を手伝いながらスーパーのレジ打ちをしているが、失敗だらけ。そんな中、今まで「本当にやりたいこと」を言えずにいた美也子が、「私、おっとうの仕事手伝いたい」と打ち明ける。しかし、気づけば家族は家業のせいでバラバラになっていた。更に津軽塗を仕事にすることがどれだけ大変か、厳しい言葉で突き放す父に美也子の感情が溢れ出す。映像では、美也子と尚人の淡い恋も垣間見ることができる。
「バカ塗りの娘」は8月25日に青森県で先行公開後、9月1日に全国公開。前売り券ムビチケカードは5月19日より発売される。坂東と宮田のコメント全文は以下の通り。
鶴岡監督の映画がとても好きなので今回お話をいただいた時は素直にとても嬉しく楽しみでした。
キャストの皆様とも以前に共演させていただいた方ばかりだったのでこの皆さんと家族になるんだと思うと安心感がありました笑
ロケ地である弘前市はとても美しい場所で毎日綺麗な空気を吸いながら土地に宿った力に身を任せ演じられました。津軽塗りの美しい職人技、静けさの中に響く音や画面いっぱいに広がる鮮やかな色は見ていて聞いていて一瞬で引き込まれうっとりしてしまいました。
家族のことを思い出して温かい気持ちになれる映画になっていると思います。是非楽しみに公開を待っていていただけると嬉しいです。
映画に出演する機会がこれまであまり無く、この作品のお話を聞いた時は嬉しかったです。
青森の漆という文化を深く知るきっかけになり自分にとって凄く学びになりました。
映画を拝見させて頂き、この作品の時間は緩やかに流れていて普段忙しなく生きている僕にとってはとても緩やかな良い時間を過ごすことが出来ました。そして何より優しい気持ちになれる作品だと思いました。
主人公の美也子が淡い想いを寄せる花屋という役だったのですが、初めての挑戦が沢山あってやり甲斐を凄く感じ、とても幸せでした。
堀田さんや小林さんは本当に大変な撮影だったと思いますが、空き時間に色々なお話をしてくださって楽しかったです。
楽屋では坂東さんがムードメーカーで凄く明るくて和やかな空気感を作ってくれました。
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