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19世紀戯曲の最高峰「ヘッダ・ガーブレル」映画化、主演にテッサ・トンプソン

2023年4月19日 11:00

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テッサ・トンプソン
テッサ・トンプソン
Photo by Jon Kopaloff/WireImage/Getty Images

ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲「ヘッダ・ガーブレル」を米MGM傘下のオライオン・ピクチャーズとブラッド・ピット率いるプランBのタッグで映画化する新作「ヘッダ(原題)」で、“演劇史上における最も偉大な役柄のひとつ”と謳われるタイトルロールをテッサ・トンプソンが射止めたことがわかった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

1891年に発表された戯曲「ヘッダ・ガーブレル」は、故ガーブレル将軍の娘で美しく気高いヘッダが、将来有望な学者のイェルゲンと結婚するものの退屈な毎日に嫌気がさし、充実した人生を歩む元恋人で夫のライバルでもあるエイレルトの運命を操ろうとある行動を起こしたことから、思わぬ悲劇を引き起こすというストーリー。これまで何度も舞台化、映画化されており、演劇界の巨匠トレバー・ナン監督による1975年の映画「Hedda(原題)」では、ヒロインを演じたグレンダ・ジャクソンアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

19世紀演劇の代表作かつ世界文学の傑作として讃えられる同戯曲を新たに映画化するにあたっては、ホラー映画「キャンディマン」を経てマーベル・スタジオの大ヒット作「キャプテン・マーベル」の続編「マーベルズ」の監督に抜てきされ、大きな注目を集めるニア・ダコスタが脚本、監督、製作の3役を兼任。また、ダコスタの長編監督デビュー作「ヘヴィ・ドライヴ」(18)でも主演を務めたトンプソンが、自身の制作会社ビバ・モードを通じてプロデュースにあたる。

ボクシング映画の決定版「ロッキー」シリーズの新章としてスタートした「クリード」シリーズではマイケル・B・ジョーダン演じる主人公アドニスを献身的に支える妻ビアンカ、マーベル映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」「ソー ラブ&サンダー」では豪傑女戦士ヴァルキリー、米HBOの大ヒットSFドラマ「ウエストワールド」では狡猾な企業の重役シャーロットと、幅広い役柄を演じこなすトンプソンは現在、シリーズ第3弾にして完結編となる「クリード 過去の逆襲」が、北米で「ロッキー」&「クリード」サーガ史上最高の興行収入を稼ぎ出す爆発的ヒットを記録中だ。

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