あの「ハイジ」がエログロバイオレンスの実写R18+映画に「マッド・ハイジ」7月14日公開
2023年4月19日 17:00

幾度となく映像化されてきたヨハンナ・シュピリの児童書「アルプスの少女ハイジ」。このスイスが誇る名作を、同国出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジした“スイス映画史上初のエクスプロイテーション映画”「MAD HEIDI(原題)」が、「マッド・ハイジ」の邦題で公開される。このほどポスター、予告編が披露された。
チーズ製造会社のワンマン社長にしてスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。スイス全土を掌握し、恐怖の独裁者として君臨した。それから20年後。アルプスに暮らす年頃のハイジだったが、恋人のペーターが禁制のヤギのチーズを闇で売りさばき、見せしめにハイジの眼前で処刑されてしまう。さらに唯一の身寄りであるおじいさんまでもマイリの手下に山小屋ごと包囲されて爆死。愛するペーターと家族を失ったハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放するしようとする。
独裁者マイリ役には「スターシップ・トゥルーパーズ」の主人公ジョニー・リコ役で知られるキャスパー・バン・ディーン。そして「グラディエーター」「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」のデビッド・スコフィールドが“アルムおんじ”ことハイジのおじいさんに扮するなど、B級を超えた豪華なキャスティングにも注目だ。
配給会社は、R15になるよう修正を入れようと試みたが、過激なシーンが画面一杯に本編で随所に繰り広げられているために、修正を断念したという。世界19か国538人の映画ファンによるクラウドファンディングで、約2億9千万円もの資金集めも話題を呼んだ。日本やヨーロッパを含む世界各地で愛され続けている高畑勲と宮崎駿による1974年のアニメ版のおなじみのシーンの数々を再現するなど、日本へのリスペクトも随所に感じられる仕上がりとなっている。
さらに、解禁された予告編では「平和なスイス」「美しき山々」「美味しいチーズ」「そして、スイスと言えばこの方」とハイジとスイスの素晴らしさが次々と映し出され、年頃になったハイジと、その恋人であり、ややチャラい・ヤギ飼いのペーターが紹介される。
そして、映像は、20年の節目を迎えたスイスの新体制へ。自社製品以外のすべてのチーズを禁止するというむちゃくちゃな法律下のスイスで、恋人ペーターが闇チーズディーラーであることがバレてしまい、悲しみに暮れるハイジは復讐を胸に誓い力をつけていく。一方独裁者マイリは、チーズが苦手な人間を根絶し、世界征服をしようとチーズフォンデュ攻めなど暴力の限りを尽くしていく。その過激な暴力描写から予告編においても自主規制が施され、最低の下ネタで締めくくられる。実際の本編は字幕版のみの上映となるが、予告編は字幕版と吹き替え版も楽しむことが出来る。吹き替え版予告編は、人気声優内田真礼がハイジ役を務める。

また、4月22日から、劇場窓口及びメイジャーHPにて販売される前売券(1500円)は上部が半円型のチケットが採用されており、裏面は本作の過激度、血しぶき度、スカッと度、この映画ムリなどを記録することができるようになっている。劇場窓口で購入すると、「マッド・ハイジ」ロゴ入りオリジナル缶バッジが数量限定でプレゼントされる。
映画「マッド・ハイジ」は7月14日ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開。R18。
(C)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM
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