ヒュー・グラントがいまだ出演を後悔する究極の駄作とは?
2023年4月8日 11:00

ハリウッドを代表するスターであれど、誰しもに「なぜ出てしまったのか」と後悔してやまない作品のひとつやふたつはあるもの。最新作「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」が世界各国のボックスオフィスで好スタートを切り波に乗るヒュー・グラントが、同作のプロモーションで米人気トーク番組「レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン」に出演し、そんな“悔やんでも悔やみきれない1本”を明かした。
恥ずかしい秘密を告白するか、おぞましい食べ物を食するかという究極の選択をゲストに強いる同番組の名物コーナー「Spill Your Guts or Fill Your Guts(告白か満腹か)」に挑戦したグラントへのお題は、羊肉のミートソースにマッシュポテトをかぶせて焼くイギリスの伝統的家庭料理を、ミートソースの代わりにミミズのマヨネーズ和えで作った「ミミズ・シェパーズパイ」をひと切れ食べるか、自身のフィルモグラフィーから削除したい1作品を選ぶかというもの。
「何十年もの間、大根役者として名を馳せてきた僕にとっては簡単な選択」と、お得意の自虐ユーモアたっぷりに告白を選んだグラントは、1988年のテレビ映画「The Lady and the Highwayman(原題)」を挙げた。
「ヒュー・グラントの浪漫騎士」のタイトルで日本でもビデオ化されている同作は、貴族の出でありながら正体を隠し、ハイウェイマン(馬に乗って通行人を襲撃する義賊)として貧しい人々のために盗みを働くルシウス・バイン公の冒険と恋模様を描いたロマンスアドベンチャー。
「颯爽と現れるセクシーなハイウェイマンの役なのに、低予算映画だからカツラや帽子といった衣装も安っぽくてね。見た目はまるで『わんわん保安官』さ」と恥をしのんで告白したグラント。
「そのうえ、緊張すると声が2オクターブほど高くなっちゃうものだから、茂みから飛び出したわんわん保安官が、道行く馬車に『止まれ!あり金を全部置いていけ!』って子どもみたいな声で脅しつけるという、とんだコメディになってしまった」
その後、恋愛映画の傑作「フォー・ウェディング」(94)でゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の最優秀主演男優賞に輝き、「ノッティングヒルの恋人」(99)、「ブリジット・ジョーンズの日記」(01)、「アバウト・ア・ボーイ」(02)、「ラブ・アクチュアリー」(03)といったヒット作を連発。“ロマコメの帝王”として世界中の観客を魅了してきた映画界に対するグラントの貢献を考えれば、駄作の1本に目をつむるなどおやすい御用と言えるのではないだろうか。
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