横浜流星、主演作「ヴィレッジ」に自信 作間龍斗には「もっとやってほしいですね、お芝居」とエール
2023年3月30日 20:25
俳優の横浜流星が3月30日、都内で行われた主演映画「ヴィレッジ」の完成披露イベントに出席。「新聞記者」などの藤井道人監督と6度目のタッグを組んだ本作について「渾身の作品が完成しました」と手ごたえをにじませた。
本作は、「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々の姿を圧倒的な映像美と世界観で描くサスペンス・エンタテインメント。この日は横浜のほか、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、古田新太、藤井監督が登壇した。
藤井監督は、本作の企画・製作・エグゼクティブプロデューサーを務め、2022年6月に亡くなったスターサンズの代表・河村光庸さんに触れながら「スターサンズは僕を育ててくれた映画会社で、流星が主演ということで、責任におしつぶされそうになった。でも、本作りの段階から流星に励ましてもらいながら脚本を書いて、映画を撮ることができた」と安堵の表情を見せた。
舞台となる霞門村に住み、希望のない日々を送っている主人公・優を演じた横浜は、脚本について「監督からの脚本を信じて待っていましたが、自分の思いも聞いてくれたので、役者をやっているなかでの恐れや迷い、いろんな感じているものを伝えて、受け止めてもらって、何度も練り直して愛のある脚本にしていただきました」と感謝を伝えた。
優の幼なじみの弟・恵一を演じた作間は、本作が2度目の映画出演となった。夜中に自身の撮影が終わった後、明け方まで残って横浜らの撮影を見ていたことを明かし、「集中力がすごくて、何時間もシリアスなシーンを撮っているけれど、弱音を吐くことなくすごいなと」と刺激になった様子。
現場ではストーブを前に2人で話す機会があったそうで、横浜は「撮影が朝5時まであったけれど現場に残ってくれて、作品に対する真っすぐな姿勢に好感を持ちました。これからもっとやってほしいですね、お芝居」と作間にエールを送った。
最後に、藤井監督は改めて「河村プロデューサーとは親子同然というか、師弟のような関係でこの映画を作り上げました。オールアップの日も元気に見届けてくれた彼にやっぱり見せたかった。でも、まずは皆さんに届いたことを彼は喜んでいると思います」と、河村さんへの思いを語っていた。
「ヴィレッジ」は、4月21日から全国公開。