生後15カ月の娘を殺害した罪に問われる女性 ケイト・ブランシェットが絶賛した「サントメール ある被告」特報

2023年3月30日 19:00


実際の裁判記録をセリフに使った、緊迫感溢れる法廷劇
実際の裁判記録をセリフに使った、緊迫感溢れる法廷劇

第79回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞を受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画部門のフランス代表にも選出された「サントメール ある被告」の特報がお披露目。映像には、実際の裁判記録をセリフに使った緊迫感溢れる法廷劇と、ケイト・ブランシェットの絶賛コメントが切り取られている。

“2022年最高のフランス映画”との呼び声も高い本作は、フランス北部の町サントメールで実際にあった裁判をベースにした物語。若き女性作家ラマは、ある裁判を傍聴する。被告は、生後15カ月の幼い娘を海辺に置き去りにし、殺害した罪に問われた若い女性ロランス。セネガルからフランスに留学し、完璧な美しいフランス語を話す彼女は、本当に我が子を殺したのか――。被告本人の証言も、娘の父である男性の証言も、何が真実かわからない。やがてラマは偶然、被告の母と知り合う。

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特報では、殺人の罪に問われたロランスが、“悪意”から「娘を守りたかった」と証言。法廷の緊迫感や、裁判を傍聴するラマの混乱が生み出すサスペンスが印象的な仕上がりとなった。映像は、ブランシェットの「ここ10年のフランス映画で最もパワフル。この監督に演出されたい」という言葉で締めくくられている。

監督は、「私たち」(2021)で第71回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門の最優秀作品賞を受賞した、セネガル系フランス人監督アリス・ディオップ。初の長編劇映画となる本作で、ドキュメンタリー的視点を交えながら物語を紡ぐ手法が高く評価された。「燃ゆる女の肖像」でセザール賞はじめ数々の撮影賞に輝いたクレア・マトンが撮影、フェミナ賞とゴンクール賞の受賞作家マリー・ンディアイが脚本を担う。

サントメール ある被告」は7月14日から、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下(2023年6月オープン)ほか順次公開。

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