マーティン・スコセッシ、レオナルド・ディカプリオ製作のドラマ版「悪魔と博覧会」が頓挫
2023年3月13日 08:00
米Huluが、マーティン・スコセッシ監督やレオナルド・ディカプリオが制作総指揮に名を連ねる注目作「The Devil In The White City(原題)」の制作を取りやめたことが明らかになったと、米ハリウッド・レポーターが報じている。
同作はエリック・ラーソン著のノンフィクション書籍「悪魔と博覧会」のドラマ化。1893年のシカゴ万博を舞台に、会場設計を担った世界的に有名な建築家ダニエル・H・バーナムと、会場近くにあるワールズフェア・ホテルを所有する医師で連続殺人鬼のヘンリー・H・ホームズを描いている。
ディカプリオが2010年に映画化権を獲得し、当初はパラマウント・ピクチャーズでスコセッシ監督作として企画開発が進められていたが、紆余曲折を経て、米Huluがリミテッドシリーズとして準備を開始。だが、昨年クランクイン直前に主演のキアヌ・リーブス、演出のトッド・フィールド監督(「リトル・チルドレン」)が相次いで降板。その後、ジェレミー・アレン・ホワイト(「一流シェフのファミリーレストラン」)とジュード・ロウ、マット・ロス監督(「はじまりへの旅」)と交渉が行われていたものの、Huluは中止を決定。制作会社のABCシグネチャーは、他社に持ち込む予定だという。