「パラサイト」に次ぐ大傑作の呼び声! 「高速道路家族」予告編&ポスター完成
2023年3月9日 16:00
第27回釜山国際映画祭で、「パラサイト 半地下の家族」に次ぐ大傑作と評された「高速道路家族」の予告編とメインビジュアル、チョン・イルとともに主演を務めるラ・ミランのコメントが披露された。
本作は、ホームレス一家と裕福な訳あり夫婦、2つの家族の偶然の出会いが火種となるパラサイティック・スリラー。第27回釜山国際映画祭で「『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ大傑作」「ユーモア、サスペンス、アクション…映画のすべてが詰まった衝撃作」と評され、本国公開後もスマッシュヒットを記録した話題作だ。
ホームレス一家の父親ギウ役を演じるのは、ドラマ「太陽を抱く月」「ポッサム 愛と運命を盗んだ男」など多くのヒット作品に出演し、本作が7年ぶりのスクリーン復帰となるチョン・イル。サービスエリアでギウ一家と偶然出逢う経営者のヨンソン役は、「正直政治家 チュ・サンスク」で青龍映画賞主演女優賞を受賞し、「国際市場で逢いましょう」「ガール・コップス」などでも知られるラ・ミランが演じる。「スキャンダル」のイ・ジェヨン監督に師事してきた新鋭イ・サンムン監督がメガホンをとった。
テントで寝て、夜空の月を照明として暮らすギウ(チョン・イル)と3人の家族。彼らは、高速道路のサービスエリアを転々とし、再び遭遇することのない訪問者に2万ウォンを借りながら食いつないでいる。ある日、すでにお金を借りたことのあるヨンソン(ラ・ミラン)と別のサービスエリアで再び遭遇してしまい、不審に思ったヨンソンはギウを警察に届け出る。ヨンソンは残されたギウの妻ジクス(キム・スルギ)と子ども2人を放っておけず、家へ連れて帰り一緒に暮らすことに。何不自由のない生活を送るジスクと子どもたちだったが、そんな家族をギウは取り戻そうとする。
予告編は、サービスエリアでギウが2万ウォンを借りようと次々と訪問者に声をかけるシーンでスタート。しかし、ヨンソンが警察に通報したことで、ギウは詐欺の疑いで勾留される。行き先もなく警察の前で座り込む妻と幼い2人の子どもたち。ヨンソンは彼女たちを放っておけず、「うちに来る?」と家に招き入れるが、この2つの家族の出会いが想像を絶する展開へと繋がっていく。映像には、家族を奪われたギウの取り乱した様子や、「俺たち家族だろ!」という叫び声も収められ、衝撃的な物語を予感させる。
「高速道路家族」は、4月21日からシネマート新宿ほか全国順次公開。ラ・ミランのコメントは以下の通り。
台本を読み、新鮮でたくさんの魅力がつまった宝石箱のような作品でした。そして今の私に必要な役だったので出演を即決しました。
完成した作品も見ましたが、見ているといつの間にか思わず胸の中が熱くなる作品です。何かを感じさせる力のある映画になったと思います。
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