「怪盗グルーのミニオン危機一発」吹き替え声優紹介 ルーシー役は人気歌手、エル・マッチョ役は実力派俳優が担当
2023年2月24日 21:05
日本テレビ系「金曜ロードショー」では、2月17、24日の2週連続で「怪盗グルー」シリーズを本編ノーカット放送します。1週目の第1作「怪盗グルーの月泥棒」に続いて、2週目は第2作「怪盗グルーのミニオン危機一発」が24日午後9時から放送されています。
本記事では、笑福亭鶴瓶さん、芦田愛菜さん、中島美嘉さん、中井貴一さん、宮野真守さん、山寺宏一さんら日本語吹き替え声優をご紹介します。さらに記事後半は、シリーズの大人気キャラクター、ミニオンたちの生態についても簡単に解説します。
・「怪盗グルーのミニオン危機一発」あらすじ
・日本語吹き替えキャスト一覧
・日本語吹き替えキャスト紹介
・新種のミニオン? 紫色の「イーブルミニオン」に注目
・謎の生物ミニオンとは?
「怪盗グルーのミニオン危機一発」(13)
「ミニオンズ」(15)
「ミニオンズ アルバイト大作戦」(16)
「怪盗グルーのミニオン大脱走」(17)
「ミニオンズ フィーバー」(22)
※「ミニオンズ アルバイト大作戦」は、「ペット」と同時上映された短編作品
前作「怪盗グルーの月泥棒」で孤児3姉妹の父親となり、平穏に暮らしていたグルーだったが、「反悪党同盟」の捜査官を名乗るルーシーが現れたことから、極秘開発中の突然変異薬が盗まれた事件の捜査をすることになる。その矢先、相棒のミニオンたちが何者かに連れ去られる事件が発生する。
ルーシー・ワイルド:中島美嘉
アグネス:芦田愛菜
エドアルド・ペレス(怪盗エル・マッチョ):中井貴一
マーゴ:須藤祐実
イディス:矢島晶子
ネファリオ博士:伊井篤史
アントニオ・ペレス:宮野真守
フロイド・イーグル:山寺宏一
第1作「怪盗グルーの月泥棒」から引き続き、笑福亭鶴瓶さんが主人公グルーの声を担当。日本版のグルーといえば、鶴瓶さんらしさを生かした大阪弁が特徴ですが、鶴瓶さんは13年に行われた今作のイベントで「台本は標準語なので大阪弁に変換するのだけど、そうすると画と口数が合わない(笑)」とアフレコの裏側を明かしていました。
3姉妹の吹き替えキャストも第1作から続投しており、当時は子役として活躍していた芦田愛菜さんが、末っ子・アグネスの声を務めています。第1作が公開された10年は6歳、今作が公開された13年もまだ9歳だった芦田さん。当時の会見では「また大好きな役を演じることができてうれしいです。前回はセリフをひとつずつアフレコしましたが、今回は1シーンずつ声を撮りました」と話し、鶴瓶さんが「この答え、すごい。カンペなんてないんですよ」とコメント力を絶賛していました。
さらに、長女・マーゴ役は「ハリー・ポッター」エマ・ワトソンの吹き替えでもおなじみの須藤祐実さん、次女・イディス役は18年まで「クレヨンしんちゃん」野原しんのすけ役を務めていた矢島晶子さんが続投しています。
グルーに事件の捜査を依頼する、「反悪党同盟」の捜査官・ルーシーの声を務めたのは歌手の中島美嘉さん。俳優としても活動している中島さんですが、アニメ声優は今作が初挑戦でした。
公開当時のイベントでは、「初めてのことなので緊張しています。精いっぱいやらせていただきたい」と明かし、出演シーンについては「恥ずかしさでいっぱい。私ってこんな声しているんだって」と照れ笑いでした。
グルーの敵となる怪盗エル・マッチョの声を担当したのは、吹き替え声優は初挑戦だった俳優・中井貴一さん。公開当時のイベントでは、「初めてなんですが、僕らの仕事の延長のようなものですし、鶴瓶さんがおやりになっているので、今回お引き受けしました」と出演の経緯を明かしました。
劇中ではグルーとライバル同士という関係性でしたが、鶴瓶さんとの実際の関係は「映画やドラマでご一緒したりしているので、ライバルとは恐れ多い。もっとも敬愛している友人の一人で、ライバルとは思っていない」と告白。鶴瓶さんも「あたりまえや。(中井さんは)すごい俳優ですから」と返し、互いにリスペクトしあっていました。
マーゴに惹かれるキザでプレイボーイな少年・アントニオの声を務めたのは宮野真守さん。宮野さんといえば、「怪盗グルー」シリーズを手がけるイルミネーション・スタジオの作品で数多く吹き替え声優を務めている“常連声優”としておなじみ。シリーズ第3弾「怪盗グルーのミニオン大脱走」や、スピンオフ作品「ミニオンズ」「ミニオンズ フィーバー」にも出演しています。
パラダイスモール内の店「イーグルヘアクラブ」の店員フロイド・イーグルの声を担当したのは、同じくイルミネーション・スタジオ作品の常連声優である山寺宏一さん。宮野さん演じるアントニオにも負けない強烈なキャラクターで、登場シーンはわずかながら存在感を発揮しています。第1作「怪盗グルーの月泥棒」では、グルーのライバルのベクターの声を務め、第3作「怪盗グルーのミニオン大脱走」では執事のフリッツ役を担当。「ミニオンズ」にも参加しています。
第1作「怪盗グルーの月泥棒」で大人気となったミニオンたち。今作には、ミニオンに似ている紫色のキャラクター「イーブルミニオン」が登場します。全身紫色で逆立った頭髪、性格は凶暴。ちょっぴりホラーな見た目のイーブルミニオンの存在も、今作の注目ポイントのひとつです。
シリーズ初期は「バナナが大好きな謎の生物」として描かれていたミニオンですが、15年公開のスピンオフ作品「ミニオンズ」で、彼らの歴史が明らかになりました。
ミニオンとは、人類よりはるか以前から存在し、「その時代で最も強いボスに仕える」という習性をもつ生物だったのです。同作の冒頭では、グルーに出会うずっと前、ミニオンたちがどのように生きてきたのかが描かれています。
さまざまなボスに仕えるも失敗ばかり繰り返し、ついにボスがいなくなってしまい、ミニオンたちは生きる目的を失います。一族滅亡の危機が迫るなか、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、弱虫のボブは、最強のボスを探すために旅に出る……というのが「ミニオンズ」のストーリー。ミニオンたちの歴史を知りたい方はぜひそちらもチェックしてみてください。ちなみにスピンオフ第2弾「ミニオンズ フィーバー」では、ミニオンとグルーの出会いが明かされます。
また、制作の舞台裏についても知りたいという方は、よろしければ以下の解説記事もご一読ください。
https://eiga.com/news/20230217/24/
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