フランソワ・オゾン最新作「Peter Von Kant」6月2日公開 邦題は「苦い涙」
2023年2月16日 09:00
フランソワ・オゾン監督の最新作「Peter Von Kant」が、「苦い涙」の邦題で6月2日公開される。

2022年第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作として、オープニングを飾り、大喝采を浴びた本作は、オゾンが敬愛するドイツの映画監督ライナー・ベルナー・ファスビンダーの1972年の「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」を現代風にアレンジしたもの。
「焼け石に水」(00)に続き、ファスビンダーの戯曲を20年ぶりに映画化。若く美しい青年に恋をして、翻弄される映画監督ピーターの姿をユーモアたっぷりに、シニカルに描き出す。アートシネマをこよなく愛するジョン・ウォーターズ監督の2022年のベストシネマでは1位に選ばれ、「圧倒的に最高の映画」と絶賛された。
主人公のピーターには、「ジュリアン」「悪なき殺人」など、フランスの人気俳優ドゥニ・メノーシェ。名女優イザベル・アジャーニが、ピーターの親友で大女優シドニーを演じ、ミステリアスで強烈な存在感を放つ。ピーターの母親役に、ファスビンダーのオリジナル作品にも出演し、「すべてうまくいきますように」に続きオゾン作品の出演となる名優ハンナ・シグラ。そのほか美青年アミール役のハリル・ガルビア、助手カール役のステファン・クレポンなど、フレッシュな若手俳優たちが顔を揃える。
6月2日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
著名な映画監督ピーター・フォン・カント(ドゥニ・メノーシェ)は、恋人と別れて激しく落ち込んでいた。助手のカール(ステファン・クレポン)をしもべのように扱いながら、事務所も兼ねたアパルトマンで暮らしている。ある日、3年ぶりに親友で大女優のシドニー(イザベル・アジャーニ)が青年アミール(ハリル・ガルビア)を連れてやって来る。艶やかな美しさのアミールに、一目で恋に落ちるピーター。彼はアミールに才能を見出し、自分のアパルトマンに住まわせ、映画の世界で活躍できるように手助けするが…。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
“愛と性”を語ることは、“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「アバターF&A」「ズートピア2」などが“500円”で観られる!
【正直、使わないと大損】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ