豊川悦司「仕掛人・藤枝梅安」は「自信持って届けられる」、相棒・愛之助とは「付き合いたい」
2023年1月26日 21:32
主演の豊川悦司をはじめ、共演の片岡愛之助、菅野美穂、天海祐希、椎名桔平、佐藤浩市の共演陣と河毛俊作監督が上映後に舞台挨拶。豊川は、「自信を持ってお届けできる面白い映画になっている。梅安の世界観を、ぜひ劇場で楽しんでほしい」と胸を張った。
闇の仕掛人・梅安役はこれまで緒形拳さん、萬屋錦之介さん、渡辺謙らが演じてきた時代劇の人気キャラクター。豊川はオファーを受け、「僕がその列に並んでいいものか、どういう梅安像をつくっていけばいいのか悩んだ」という。それでも、河毛監督の「体が大きく動きがきれい。ちょっとモンスター的でもあり女性にもてる。原作を擦り切れるほど読んだが、最も忠実。地の底からはい上がってくる色気もあり、豊川さんしかいない」との熱望を受け入れた。

昨年1~3月の京都での撮影には、丸刈りにして臨む気合の入れよう。「つくってやろうと思いすぎず、シナリオで感じたことを出し、共演した素晴らしいメンバーと一緒に芝居をつくっていけた」と手応えは十分。仕掛けの相棒・彦次郎役の愛之助に対しては、「世話物のプロフェッショナルで、映像経験も豊富ということで監督と意見が一致した。付き合いたいくらい」と“プロポーズ”するほどのあうん呼吸を強調した。
愛之助も当初はスケジュールの都合で出演が危ぶまれたが、撮影が延期されたこともあり「ご縁だと思います。梅安さんとは2人しかいないのに互いの名前を呼び合う、程よい距離感でできた」と呼応。梅安が通う料亭の女中おもん役の菅野は、「いつもの豊川さんとは違う、生と死、業を背負った色気が素晴らしかった」とメロメロだった。

この日は上映されなかった「仕掛人・藤枝梅安2」に出演の佐藤は、「楽屋で椎名が、僕たちなんで呼ばれているんでしょうと言っていた」と暴露。すかさず椎名が「言ってませんよ」に反論され、創作であることが露呈し苦笑い。豊川からは「浩市さんは絶対にやってくれないと思っていたけれど、言ってみるもんですね」と言われ、「僕らは小学生の時にテレビで見ていた世代。まさかできると思っていなかったし、情景が浮かび楽しくやらせていただいた」と感慨深げに話していた。
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