これを見れば「アバター」最新作が何倍も楽しめる! キャメロン監督の映像世界を探求できる3作品
2022年12月14日 10:00
ジェームズ・キャメロン監督の最新作「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」がいよいよ12月16日に公開される。すでに全米マスコミから、「最高だ」「かなりすごい」「キャメロン監督を決して疑ってはいけない」と絶賛の声が相次ぎ、映画ファンのボルテージも最高潮に達しているはずだ。
そこでディズニープラスで配信中の、キャメロン監督が手がけた作品を振り返りながら、「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」との接点を探求していこう。前作「アバター(2009)」はもちろんだが、ここで紹介する3作品を見れば、きっと「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」が何倍も楽しめること間違いなし。いざ、深淵なるキャメロンの映像世界へ!
リドリー・スコット監督からバトンを引き継ぎ、オリジナルの精神を継承しつつ、キャメロン監督が新たな解釈でSFホラーをアクション大作へと昇華させた本作。続編映画が、安直な金儲けの道具だと揶揄され、作品がパワーダウンして当然と思われていた1980年代、その定説を覆した。この歴史的傑作は、英エンパイア誌が発表した「史上最高の続編映画50本(50 Greatest Movie Sequels)」で堂々第1位にランクインしており、いまもファンの根強い支持を集めている。
そんなキャメロン監督の“前作超え”の手腕は、その後「ターミネーター2」でもいかんなく発揮された。アクションやCGなど、映像表現の革新はもちろん、T-800とジョン・コナーの絆が生み出す感動のドラマが、映画ファンの心に刻まれた。そして、キャメロン監督が満を持して手がけた“続編”こそが、「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」なのだ。歴史を振り返れば、本作が社会現象を巻き起こした「アバター」を超えてくるのは確実。もう、期待しかない!
本作は、木城ゆきと氏によるSF漫画「銃夢(ガンム)」を映画化したもの。キャメロン監督にとっては、25年越しの念願の企画であり、自ら600ページもの大ボリュームの脚本をスタッフに渡したという入魂の1作だ。“映像革命”と絶賛された「アバター」の“その先”にある、未知の領域をスクリーンに描き出し、自らが切り開くテクノロジーの歴史を更新してみせた。監督はロバート・ロドリゲス。主人公の“兵器少女”アリータと、人間の青年が織りなす切ない恋模様も物語のエッセンスとなった。
こうした身分や環境の違いを乗り越えるロマンスは、「タイタニック」でも描かれた、いわばキャメロン流のロミオとジュリエット。実は「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」については、プロデューサーのジョン・ランドーが「主人公ジェイクの子どもたちが、アイデンティティを模索しながら、生きる目的を探す」と明言しており、しかも彼らが別の種族である“海の部族”の元へ身を寄せるという展開も。次世代キャラの種族を超えたラブストーリーも見られるかも?
長年にわたる潜水調査の経験を通して、自然保護活動にも熱心なキャメロン監督が製作総指揮を務めたナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリーシリーズ(全4話)。世界24カ所で、3年以上かけて、オルカ、ザトウクジラ、ベルーガ、イッカクジラ、マッコウクジラに密着し、彼らが人間の想像を超えたコミュニケーションスキルを駆使し、グループ内でサインを共有しながら、ひとつの“社会”を築き上げる姿を、驚きと感動の映像美で捉えている。
仲間と再会したザトウクジラが彼ら独特の“言葉”を用いて、喜びを分かち合う姿には、誰もが自然への畏敬の念を抱くはず。「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」にも、クジラに近い巨大な海洋生物が登場し、その雄姿は予告編でも確認できる。高度な知能と言語能力を持っており、ナヴィとも交流できるようで、キャメロン監督はクジラの生態からインスピレーションを受けたのではないだろうか。シガニー・ウィーバーがナレーターを務めている点も注目だ。
「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は、12月16日から全国公開。
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