庵野秀明責任編集「逆襲のシャア」同人誌が復刻、23年1月刊行
2022年12月14日 16:00

庵野秀明監督が責任編集を務めた同人誌「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」が復刻され、2023年1月に刊行されることが分かった。12月30、31日に開催される「コミックマーケット101」の「アニメスタイル」ブース(企業ブース915)で先行販売される。
1993年末に刊行された同人誌は、富野由悠季監督をはじめとするアニメ業界関係者へのインタビューと寄稿をとおして「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を検証・総括することを目的に制作された。参加者は以下のとおり。

価格は3000円(税抜き)。23年1月にAmazon、アニメスタイル ONLINE SHOPなどで販売される。復刻版に新たに収録される庵野監督による文章の一部は以下のとおり。
【庵野秀明】
ほぼ29年前の巻頭言で示唆している様に、当時の自分はアニメーションの制作現場とアニメ製作業界に失望していた。上京以来40年、その状況に儚い抵抗を試みてはどうにもならずに失望するという流れを幾度も繰り返していると思う。
1993年当時も、今でもそうだ。
ほぼ29年前の巻頭言で示唆している様に、当時の自分はアニメーションの制作現場とアニメ製作業界に失望していた。上京以来40年、その状況に儚い抵抗を試みてはどうにもならずに失望するという流れを幾度も繰り返していると思う。
1993年当時も、今でもそうだ。
その都度、悲劇的な感傷を演じている自分が嫌だったし、このまま何もしないのも嫌だった。
だから何かしよう、とアニメの現状と自身の失望感へのレジスタンスとしてその時に試みたのが、「エヴァンゲリオン」というTVアニメの企画開発と他アニメ作品の分析と検証だった。
だから何かしよう、とアニメの現状と自身の失望感へのレジスタンスとしてその時に試みたのが、「エヴァンゲリオン」というTVアニメの企画開発と他アニメ作品の分析と検証だった。
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