銃乱射事件で共に子を失った被害者と加害者の両親、胸をえぐる密室での会話劇「対峙」2月10日公開
2022年11月22日 12:00
銃乱射事件の被害者家族と加害者家族による緊迫の対話を描くアメリカ映画「MASS」(原題)が、「対峙」の邦題で2023年2月10日公開される。このほど特報映像とビジュアル披露された。
アメリカのある高校で生徒による銃乱射事件が発生し、多くの同級生が死亡。犯人の少年もそのまま校内で自ら命を絶った。それから6年、事件で息子を殺された“被害者”の両親と、事件を起こした“加害者”の両親が、セラピストの勧めで対面することになる――。ほぼ全編に渡って主要キャスト4人よる密室の会話劇という斬新な設定で、英国アカデミー賞をはじめ各国の映画賞81部門でノミネート、釜山国際映画祭フラッシュフォワード部門観客賞をはじめ各国の映画賞43部門で受賞。Rotten Tomatoesでは、批評家95%・観客90%FRESH(2022年11月14日時点)という評価を獲得している。
監督を務めるのは、映画「キャビン」やTVシリーズ「ドールハウス」などで知られる俳優出身のフラン・クランツ。これが初監督・初脚本作品とは思えない緻密な脚本と演出により、衝撃的な緊迫感に満ちた物語に仕上がった。
“加害者”の父親をTV「ハウス・オブ・カード 野望の階段」シリーズなどのリード・バーニー、そのかつての妻で加害者の母親を「へレディタリー 継承」などのアン・ダウド、そのふたりと対峙することになる“被害者”の父親を「ハリー・ポッターと秘密の部屋」などのジェイソン・アイザックス、その妻で被害者の母親を「グーニーズ」などのマーサ・プリンプトンがそれぞれ演じる。この4人の熱演は、多くの映画賞でベスト・アンサンブル賞を受賞している。
特報映像では、加害者の母が今にも泣き出しそうな悲痛な表情で告げる「私は人殺しを育てた」というショッキングな言葉で幕を開ける。続いて被害者の母が「あなたの子が息子を殺したからよ」と無表情で相手にたたみかけ、被害者の父が激しく机をたたきながら「あの子がどう死んだか分かってない」と感情を爆発させる。さらに加害者の父が「我々は世間に憎まれ続けた」とどこか冷静に語る姿など、4人の対話の緊迫感に満ちた様子や彼らを襲う心の揺れを切り取っている。
2023年2月10日から、TOHOシネマズシャンテほか全国公開。
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